【監修】エステティシャン 丹沢まどかさん のプロフィール
こんにちは、丹沢 まどかです。
ムダ毛の処理って面倒ですよね。時間もかかるし、太ももの裏や背中など手の届かないところも処理したい、お肌が荒れてしまうのも嫌。それでも処理をしないわけにはいかないですし。
自己処理の中で一番多く使われていて、手軽に処理できるのがかみそり、電気シェーバーです。毛抜きや家庭用脱毛器に比べて、一気に剃り上げて肌をつるつるにみせていくのが得意です。
いろんな種類、タイプが販売されているので目的やおすすめの部位をご紹介をしていきたいと思います。
目次
カミソリの種類とおすすめ部位
①T字カミソリ
手軽に手に入るT字のカミソリ。通常2枚刃~5枚刃まであり、毛の太い部分やしっかりと深剃りをしたい部位は刃の数が多いほうが剃り残しを防ぎしっかりと毛をそることができます。
お肌の弱い方、肌が柔らかく乾燥しやすい太もも、お腹、胸、女性の顔まわりなどの部位は2枚刃がおすすめ。毛の細い部位、肌がやわらかい部位はかみそりの刃の刺激により細かい傷をつけ、カミソリ負けや乾燥をひきおこしてしまいます。
毛が剛毛な方、わき、Vラインのような太い毛の方は、3枚刃以上がおすすめ。また背中やひざ下など毛が生えっぱなし担っている部位や、毛の密集度の高い部位は3枚刃以上のケミそりで一気に剃り上げたほうが時間が早く剃ることができます。
②I字(L字)カミソリ
こちらも良く見かけるカミソリですね。こちらのカミソリはI字またはL字なっており、主にフェイス用(眉)として使われています。
特に細かい部分に適しており、そのまま刃がむき出しになっているため、扱いを気を付ける必要があります。
③スムーザー(ソープ)付きカミソリ
T字カミソリのヘッド部分にスムーザー(ソープ)が付いているカミソリは肌の心配な方におすすめです。シェービングフォームが不要なので、お風呂場でなくてもお部屋で処理できるのも嬉しいですよね。
シェービングフォームをぬる、洗い流すという時間も減らせるので時短も嬉しいポイントです。スムーザーがカミソリとお肌の間のクッションの役割をしてくれるので、カミソリ負けやお肌の負担を少なくしながら深剃りしてくれるので、少しでも肌の負担を減らしたい人はこのタイプをオススメします。
ただし、スムーザーがなくなってきたら交換時期になります。T字カミソリよりお値段がすこし高めですが、しっかり交換して使ってくださいね。
④ヘッドが動くカミソリ
カミソリがお肌にあたるヘッド部分が動くカミソリは、くぼみのあるワキ、丸くなっている膝、肘部分、肩などの部位にオススメです。お肌に密着しながら剃ることができるので、角度によって皮膚を傷つけてしまったり剃り残しをしてしまうことが減ります。
お肌に密着させてカミソリをもつ手の力は抜いて、肌の角度に合わせて動かしていくとスムーズにそることができます。
⑤ヘッドの大きさ、小ささ
剃る部位によってもヘッドの大きさが重要になります。ひざ下、太もも、ひじ下の平坦な部位は大きめのヘッドで一気に剃り上げたほうが剃りやすいですが、ワキ、指、肘周りなど角度がある部位、細かい部位は小さいほうがヘッドが入りやすくなります。
顔剃り用、VIO用など部位によって専用のカミソリも販売されているので、どの部位をそりたいのかを明確にした上で何本か用意しておき、つかいわけるのがおすすめかと思います。
電気シェーバーの種類とおすすめ部位
①電気シェーバー
カミソリと異なり、2枚の刃を交互にうごかして毛をカットするのが電気シェーバーです。カミソリに比べるとお肌に細かい傷を付けたり、角質を剃り上げる刺激が少ないので、お肌が弱い方や敏感肌に方は電気シェーバーがオススメです。
男性のシェーバーのように毛を皮膚からすくいあげカットしていくため、範囲の広い脚や腕、背中なども一気にそりあげ時短にぴったりです。防水機能のついているタイプはお風呂場でもシェービングしそのまま洗うこともできるため忙しい女性には嬉しいですよね。
バリカン機能や角質ケアのできる多機能なシェーバーもありますが、女性が片手であつかうには大きすぎたり重すぎるのは難点。もちやすさも考慮してえらんでみてくださいね。
②ボディ用スリムシェーバー
スリムな形状でもちやすく人気があります。腕、脚、ワキの毛など気になる箇所もしっかりそることができます。刃がスリムなので、毛のはえている流れと逆にいれてお肌にそって動かすだけで面白いように毛がカットされていきます。
また太く密集しているビキニラインもそることができます。太い毛は1回のストロークではそりにくいため、まず長さをカットした後でお肌にそってそりあげていくときれいに仕上がります。
1本もっているとどの毛でもそるすることが出来るのでとても便利です。またボディ用スリムシェーバーはエステサロンのシェービングの際に使われていることも多いので、プロと同じようにシェービングしたい人はこちらのタイプがおすすめ。
スリムな形状のため、外出先や旅行にも持ち運びができて、可愛い色味が多いのでみられても安心なところもポイントが高いです。
③顔用シェーバー
ほほ、額、鼻の下の細かい毛をカットしていくことができます。顔用シェーバーの中でも眉用に小さい刃に交換できるタイプや眉の長さを整えるキャップがついているタイプもあります。
毛の太さによりますが、細めの腕毛、ひざ下の毛でしたら剃ることもでき、エステサロンのシェービングの際に使われていることも多いのが顔用シェーバーです。
ヘッドが動いて皮膚への密着感があがりそりやすいシェーバーもありますが、なれるまでそるのに苦戦したという声もありますので、自分が使いやすい方を選んでいきましょう。
顔用シェーバーの刃の部分はとても小さく産毛がつまってしまうので、付属のブラシで掃除をすることがおすすめです。
④ヒートカッタータイプ
ビキニライン専用のヒートカッタータイプのシェーバーがあります。熱線で毛先を丸くしながらカットしてくれるため、処理後の毛がチクチクしないのが嬉しいですよね。
シェービング後、カット後の毛はちくちくして、断面が太くみえてしまいますが、ヒートカッタータイプでしたら手触りも良いし、ショーツからでてくることも防いでくれます。
カミソリ・電気シェーバーでの処理前後のケア方法
①処理前のケア
入浴をする
処理をする前に入浴をして温めておくことで血流がよくなり、お肌の水分量がふえています。お肌が乾燥している状態で処理をするよりもお肌に水分があったほうが角質がふっくらしていてすべりやすく刺激を少なくすることができます。
化粧オイル、美容オイルを塗る
お肌に少量のオイルを塗ることで滑りをよく肌なじみをよくしていきます。オイルが多すぎるとカミソリ、電気シェーバーがすべったり、刃につまりがおきやすくなるため少量にしておきましょう。オイルを塗ったあとにティッシュを軽くおさえてオフしてもOKです。
毛の流れを整える
長く伸びている毛を剃るときは、毛の流れを一定方向に整えておきます。カミソリなら毛の流れにそって、電気シェーバーなら毛のはえている逆からそっていくと剃りやすいです。
②処理後のケア
冷やす
お肌の角質までそってしまうため、お肌に多少の刺激があります。刺激をうけたお肌は炎症し熱をもつため冷水、保冷剤、冷タオル等で冷やしていきましょう。
化粧水、保湿をする
お肌の角質をそっているので、水分保持が減って乾燥してしまいます。そったあとは化粧水での保湿がおすすめです。その後でクリームやミルクをぬってダブル保湿をするとより丁寧です。
まとめ
かみそり、シェーバーそれぞれにそりやすさ、部位によって向き不向き、肌への刺激などご理解いただけましたでしょうか。
自己処理は毎日のことになりますので、自分の肌や毛にあった使いやすいものを選んでみましょう。