医療脱毛とは?
「医療脱毛」とは、医療機関において、国家資格を有する医療従事者だけが操作できる脱毛機器を利用して施術を行うことを指します。
高出力の照射により発毛組織を壊すことで、毛根からの発毛を根本的に止めることが可能です。この「発毛組織の破壊」は医療行為とされるため、医療脱毛は医療機関でのみ提供されます。
医療脱毛の治療の流れ
[ STEP1 ] カウンセリング・初診
医師によるカウンセリングで、脱毛の説明を受けます。
また、肌の状態をチェックしてもらい、脱毛を希望する部位などを話します。
[ STEP2 ] 照射
脱毛機で照射します。クリニックによっては麻酔クリームの塗布をしてから行う場合もあります。
[ STEP3 ] アフターケア
照射後には薬剤を塗布します。万が一、赤みや腫れなどの症状が現れた場合は、医師の診察を通じて適切な処置を行います。
治療期間・回数
治療期間 | 3-6ヶ月 |
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治療回数 | 3-6回 |
費用
施術部位 | 料金(5回) |
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全身脱毛(顔・VIO込) | 150,000~400,000円 |
顔脱毛 | 80,000~100,000円 |
ワキ脱毛 | 15,000~30,000円 |
腕足脱毛 | 150,000~200,000円 |
VIO脱毛 | 80,000~100,000円 |
リスク・副作用
火傷(炎症)
一般的に医療脱毛では、レーザーなどの機器を用いて発毛組織を破壊します。安全性が高い機器を熟練した医師が取り扱い、患者さんの肌や毛の状態に合わせた施術が行われても、施術後の肌はダメージを受けており、熱傷や炎症が起こりやすくなります。
レーザー脱毛は、毛や毛根の黒色のみに反応して照射されますが、毛や毛根の周辺にも熱が伝わるため、施術後に痛み、かゆみを感じたり軽い熱傷を起こす可能性もあります。施術中に肌に強い痛みを感じたり、施術後に肌の腫れや熱傷、痛みなどを感じた場合はすぐに医師に相談しましょう。
また、肌トラブル予防のため冷却装置付きの脱毛機器を導入しているクリニックもあり、患部を冷やしながら施術が行われます。痛みを強く感じやすいための対処として麻酔クリームを使用して施術を行っているクリニックもあります。
毛嚢炎
毛嚢炎は皮膚に赤い斑点ができる症状で、かゆみや痛みを感じることもあります。原因は皮膚に雑菌が入ることによるものです。
施術後、毛嚢炎の症状が出たときはクリニックの医師による診察と治療が受けられます。治療せず放置していると皮膚に色素が沈着することもあるため、すぐに相談しましょう。
毛嚢炎の予防は皮膚を清潔に保ち雑菌の発生を抑えることと、ローションやクリームで保湿を行うことです。
硬毛化
脱毛の施術を受けた後に生えてくる毛が太く、濃くなるのが硬毛化です。医療脱毛の施術を受けたすべての方に起こるわけではありません。
原因は不明ですが、光を照射することで毛根部が破壊されずに、かえって発毛を刺激しているのではないかと考えられています。
産毛や細かい毛が生えている箇所で硬毛化が起こりやすいとされています。硬毛化した箇所については再び施術を行うことで対処することが多いです。