【監修】元エステティシャン 村上 沙紀さん のプロフィール
脱毛・痩身のエステティシャンとして4年ほど実務。
基礎知識はもちろん、脱毛を早く終わらせるなどもお客様にアドバイスしてきました。
「脱毛前に何か必要なことってある?」「やっちゃいけないことってあるのかな…」とソワソワしていませんか?
特に脱毛を受けることがはじめての人は、やはり不安ですよね。
安心・安全、納得できる脱毛を実現するためには、施術を受けるまでの準備をしっかりと把握しておくことが大切です。
ここでは、脱毛サロンに行く前の事前準備や知っておきたい注意事項など、役立つ情報をわかりやすく紹介していきます!
脱毛に行く前に一度確認しておくとトラブルを起こすことなく施術に取り組めますよ!
目次
脱毛を受ける前にやっておくことは?
脱毛サロンで施術を受けるには、事前に準備しておくことが4つあります。
安心・安全、納得できる脱毛にするために必要なことなので確認してください!
1. 万全な日焼け対策をしておく!
2. シェービングをしておく!
3. お肌の保湿ケアを行う!
4. 当日に必要なものを準備する!
この4つを怠ってしまうと、せっかくのお手入れなのに効果が出なかったり、そもそも受けられなくなってしまうトラブルが…。
脱毛を受ける前には、サロンでのカウンセリングにて、この事前準備に関しては丁寧な説明があるのですが、ここでは改めてその内容をチェックしていきますよ!
1.万全な日焼け対策をしておく
「脱毛と日焼け、なにか関係あるの?」と思いますよね。
実は日焼けは脱毛の大敵!脱毛サロンに通っている期間、日焼けをしないように徹底したケアが必要になります。
一般的に光脱毛はメラニン色素という黒い色に反応して脱毛ができます。日焼けしているお肌はメラニン色素が増えていることで、毛に反応させるはずの光が肌のメラニンに分散してしまい効果が薄くなります。
また、肌のメラニン色素にも光は反応しますので炎症や赤み、色素沈着などのお肌トラブルが起きやすくなります。
日焼け対策の具体的な方法としては、普段から日焼け止めを使用したり、施術を受ける前後に、野外イベントなどの予定を入れないようスケジュールを調整することです。
紫外線は、天候にかかわらずにどんな時でも降り注ぐ性質を持っているので、毎日のUVケアがお肌トラブルを防ぐことにつながります。
それでも1回分消化(受けたものとみなされる)なので、もったいないですよね!
特に日焼けしやすい、腕・ヒザ・うなじは小まめに日焼け対策をしましょう!
脱毛当日は、日焼け止めを塗っていると施術を受けられないサロンもありますので、こちらは事前に確認をしておいて下さいね。
2.シェービングをしておく
自己処理のシェービングに関しては、脱毛サロンのカウンセリングでも説明を受けることが一般的です。
長く伸びたままの毛を脱毛すると、火傷や痛みを引き起こすリスクが高まるので、事前にムダ毛を短くカットしたり、シェービングしておくことが必要です。
シェービングのベストなタイミングは、脱毛サロンで施術を受ける1~2日前です!
カミソリはお肌への負担が大きいため、シェーバーで剃っていただくのがおすすめです!
3.お肌の保湿ケアを行う
肌荒れや乾燥は、お肌に必要なうるおいが不足した状態になっているため、施術を受けた後に火傷や炎症などのトラブルが起こりやすくなります。
安全性が高い光脱毛のマシンでも、施術によってお肌は少なからずダメージを受けてしまうため、このデメリットを最小限におさえるためにも、丁寧な保湿をしてお肌を健やかな状態に整えておきましょう。
お肌を保湿することは、水分量を増やしてバリア機能を高め、刺激や摩擦によるダメージから強い肌質に強化できます。
なのでしっかり保湿をすればするほど脱毛の効果が高くなりますよ!
普段から保湿ケアをがんばりましょう。
4.当日に必要なものを準備する
サロンによって異なりますが、カウンセリングの時に「当日に持って来てください」と言われるかもしれません。
詳しい話は、本記事の後半に解説します!
脱毛を受ける前にやってはいけないことは?
脱毛前にやるべきことがわかりましたね!
それでは逆にやってはいけないことはあるのでしょうか?
1. 熱すぎるお湯への入浴
2. 激しい運動・飲酒
3. 自己処理の毛抜き
4. 当日のシェービング
5. 薬の服用・予防接種
脱毛を受ける前にやってはいけないことは5つです。
日常生活で当たり前にしていることが禁止のことが多いですよね。それでは詳細を説明します!
NG① 熱すぎるお湯への入浴
「スタッフさんに体を見られるし、入浴したい…」という方、いらっしゃいますよね?
脱毛前の入浴は禁止ではありませんが、熱すぎるお湯への入浴はNG!です!
体が熱くなりすぎて、赤みがある場合は施術ができないという事態になる恐れがあります。
体温が高い状態だと痛みを感じやすくなるので、心配な方はぬるめのお湯で軽く浴びる程度のシャワーをオススメしますよ!
NG② 激しい運動・飲酒
ハードなトレーニングや飲酒など、体温が上昇しやすい行動もNG!
体温の上昇によって、熱を持った光脱毛のマシンを当てると、赤みやかゆみのトラブルが起きやすくなります。
脱毛サロンに行く前は、激しい運動を控え、禁酒を心がけるようにしましょう。
NG③ 自己処理の毛抜き
脱毛サロンに行く前の自己処理では、毛抜きを使うことはNG!
脱毛サロンにて導入されている光脱毛のマシンは、ムダ毛を生成するメラニン色素にのみ光を反射させることができるため、毛抜きで抜いてしまったパーツには脱毛効果を発揮することができなくなるためです。
すると、照射漏れなどのトラブルにつながってしまうことがあり、ムダ毛が生えないパーツと生えてしまった部分がまだらに見えてしまうこともあります。
また、毛抜きでの自己処理は、もともと生えているムダ毛を無理に引っ張りながら抜くため、毛穴が傷ついたり、赤みや炎症がそのままに色素沈着として残ってしまうトラブルや毛が濃くなってしまうことも…。
大切なお肌の安全性や健やかなコンディションを維持するためにも、事前にやっておくべき自己処理は、シェーバーを用いるようにしましょう!
NG④ 当日のシェービング
当日にシェービングをしてしまうとムダ毛が短くなりすぎてしまい、光脱毛のマシンによる脱毛効果が半減したり、お肌が赤みを帯びたままになることが多いためNGです。
最悪の場合はその日の施術を受けられなくなってしまうこともあります!
それ以上長いと痛みが出やすくなったり、長すぎる部分に光が分散するため脱毛効果が薄くなります。
深剃りをしてしまうと、ムダ毛の剃り口が毛穴の中に隠れてしまう為、こちらも効果が薄くなってしまいます!
脱毛を受ける前にやっておくことで説明しましたが、シェービングは1~2日前に行いましょう。
NG⑤ 薬の服用・予防接種
カウンセリングの時にも聞かれる薬の服用と予防接種について。
「脱毛と関係あるの?」と思いますが、これが結構重要なんです。
すべての薬・予防接種ではありませんが、種類によっては肌トラブルや体調不良に繋がることがあります。
服用している薬や予防接種があったら必ず前日までにスタッフさんに伝えましょう!
生理中に脱毛の施術は受けられる?
「脱毛当日に生理になっちゃった…!」という方、実は珍しくありません。
脱毛サロンで予約を取りたいと思っても、生理不順の体質でタイミングが難しく感じたり、施術の当日に生理になってしまったことで不安になりますよね。
脱毛サロンでは、残念ながら生理中や不正出血がある時は施術ができないことが一般的です。
なぜなら、生理中の脱毛には4つのリスクがあるからです。
リスク① 肌トラブルの恐れ
まず生理中は、いつもよりもお肌がデリケートになっていることから、お肌のバリア機能が低下しています。
生理中に脱毛を受けてしまうと、経血がベッドやマシンに付着してしまうことで感染症になったり、痛みやかゆみを伴う毛嚢炎(もうのうえん)ができてしまうなどのトラブルも。
リスク② 痛みを感じやすくなる恐れ
肌がデリケートになっていることから痛みを感じやすくなっています。
痛みは少ない方が良いに決まってますよね?無理に生理中に脱毛を受けるよりも体調が万全のときの施術をオススメします。
リスク③ 脱毛効果に影響する恐れ
生理中はホルモンバランスが崩れているため、お肌が不安定な状態になります。その状態で脱毛をしても、十分に脱毛効果を得られない場合があるんです。
脱毛サロンに通う目的は効果を得るためですよね?十分に効果が得られないのに、肌に負担をかけるだけの施術はオススメできません。
リスク④ 体調不良になる恐れ
生理中は、お肌以外にも、カラダやココロのコンディションが不調になっていることも多いので、リラックスして施術を受けるためにも、この時期の脱毛は避けることがベストといわれています。
施術日に生理になってしまうと、キャンセル料が発生することも一般的なので、あらかじめ生理のスケジュールをしっかりと把握しておくことが大切ですね。
生理になってしまった時のことを、まずは相談してみましょう。
脱毛前の事前準備!ベストな服装は?
脱毛サロンでは、施術を受ける前に、専用のガウンに着替えることが一般的です。
施術にかける時間を無駄にしないためにも、当日は着脱がラクなファッションがおすすめです。
サロンによってはクレンジングを使用しても、一度メイクをしてしまうと施術をお断りされる場合がありますので、事前に確認をしておいてくださいね!
施術を受けた後は、いつもよりもお肌がデリケートな状態になっているため、できるだけお肌にやさしい、コットン素材のゆったりした下着やファッションアイテムがおすすめです。
また、お肌の露出が少ない服装であれば、紫外線ダメージからお肌を守れるメリットもプラスされます。
脱毛前の事前準備!必要な持ち物は?
脱毛を受ける前の事前準備は、当日に必要で、持っておくと便利なアイテムにも意識を向けておくことがポイントです。
ここからは、脱毛当日に悩んだり慌てたりしないよう、必要な持ち物について見ていきましょう。
携帯用のシェーバー
脱毛サロンに行く前までに、自己処理でムダ毛のお手入れをしていても、剃り残しがあったり、剃ってから脱毛を受けるまでに体毛が伸びてしまうことがあります。
このような状態では、当日の施術が断られてしまうこともあるため、携帯できるタイプのお顔用のシェーバーを持参しておきましょう。
シェーバーの刃の部分が2cmほどのものが一番便利です。
クレンジング剤
脱毛を受ける前は、お肌を清潔な状態に整えておくこと、ムダ毛やお肌に不要な成分が付着しないよう、事前のケアも大切です。
脱毛当日でも、日焼け止めアイテムを使うことは可能ですが、日焼け止めの成分が毛穴に詰まっていたり、体毛を覆って白くなっていると、光脱毛の効果を実感できない場合もあります。
脱毛サロンにて施術を受ける直前には、メイクや不要な汚れを落とすための、クレンジング剤を持参しておくと、スムーズに施術を受けることができます。
シートタイプのクレンジングアイテムであれば、携帯もしやすいですし、使いやすさが特徴なので、脱毛用に用意しておくこともおすすめです。
日焼け止めや基礎化粧品
脱毛サロンで施術を受けると、熱やマシンによる刺激や摩擦によって、施術後はお肌がとても敏感になっています。
早めにお肌のコンディションを安定化させるためにも、日焼け止めやボディケアアイテムなど、お肌を保護・保湿するためのスキンケアアイテムを持参しましょう。
脱毛サロンによっては、施術後にスキンケアアイテムでアフターケアをしてくれたり、専用の化粧水や乳液、抑毛ローションなどをラインナップしている店舗もあります。
ただ、肌質や体質によっては合わない場合もありますので、日ごろから使い慣れているスキンケアアイテムを用意した方がお肌トラブルを未然に防ぐことができます。
2回目以降の持ち物は?
携帯用のシェーバー・クレンジング剤・日焼け止めや基礎化粧品が必要になります
まとめ
光脱毛の効果を実感するためには、脱毛サロンに行く前の事前準備、保湿のケアなどが大切なんですね。
ムダ毛のない、すべすべの美肌になることをイメージしながら、事前にやっておくべき準備についてもしっかりと把握しておきましょうね。