【監修】元エステティシャン Chirol(ちろる)さん のプロフィール
脱毛サロンでのエステティシャンの経験・施術を行うだけではなく、カウンセラーとしての勤務経験があります。
自分自身でもいろんなサロンのカウンセリングを受け、脱毛について、サロンについての勉強していました。
美容脱毛はもちろん、医療脱毛の知識も豊富です!
脱毛初心者のみなさんにとって、効果と同じくらいに気になるのが施術中の痛みなのではないでしょうか?
もともとの体質や肌質によっては、脱毛の施術を受けても痛みを感じない人も多い中、耐えられないほど痛みを感じてしまう人との両方のケースがあるようです。
できることなら、脱毛は、痛みを感じることなく、リラックスしながら施術を受けたいですよね。
ここでは、意外に知られていなかった脱毛の種類別の痛みの比較や、痛みを感じることなく、リラックスしながら施術を受けるコツについてご紹介していきます。
目次
脱毛はどうして痛い?気になるメカニズムをチェック!
専門的なケアが受けられる光脱毛・医療レーザー脱毛、自宅でも手軽に活用することができる自己処理アイテム、ブラジリアンワックスなど、脱毛法によっては痛みを感じたり、施術箇所によって、痛みを感じやすい部分があることが、体験者からの悪い口コミにて報告されています。
脱毛とは、自然に皮膚の内部から表面に生えているムダ毛を、熱やマシンによる技術、ブラジリアンワックス、除毛剤などの脱毛成分によって、除去することをいいます。
光脱毛や医療レーザー脱毛では、毛根に熱エネルギーを加えるため、毛の濃さや肌の状態になどによっては、痛みを感じることもあります。
また、毛を剥がし取るブラジリアンワックスでの施術・お手入れを行うと、自然に生えているムダ毛を毛根から無理に引っ張るような状態になり、皮膚に負担や刺激がかかり、痛みを伴います。
脱毛の種類別に痛みを比較してみよう!
脱毛には、意外にも多くの種類が存在していて、施術法によっては痛みを感じる度合いにも大きな違いがあります。
ここでは、脱毛サロン・医療脱毛クリニックの一般的な施術法となっている、ニードル(電気)脱毛、医療レーザー脱毛、光脱毛の3種類の痛みと、自己処理のアイテムとして人気がある、ブラジリアンワックスの痛みを比較してみましょう。
脱毛の種類別!痛みの比較表
脱毛の種類ごとに痛みの度合いを3段階に分けてみました。
痛み | |
光脱毛 | 痛みを感じにくい |
レーザー脱毛 | 痛みを感じやすい |
ニードル脱毛 | もっとも痛みが強い |
ワックス脱毛 | ニードルと同じくらい痛い |
続いては、表にてご紹介した脱毛別の痛みをさらに詳しく見ていきましょう。
光脱毛の痛みについて
幅広い年代の女性が施術を受けている光脱毛は、その種類の中でも痛みを感じにくい脱毛法として話題を集めています。
まったく痛みを感じない人も多く、痛みに敏感な肌質・体質の女性であっても、皮膚に軽く輪ゴムをはじくような痛みとなり、たいていは我慢できるレベルとなっていることが多いようです。
脱毛法の種類の中でも痛みが少ない光脱毛は、広いパーツの照射を行うことができるメリットや、医療脱毛に比べると安く施術を受けれるメリットがあるものの、完了までに時間がかかったり、完了後でも数年すると新たにムダ毛が生えてきてしまうデメリットがあります。
医療レーザー脱毛の痛みについて
永久脱毛が実現でき、専門的なドクターによって安心・安全な施術が受けられる医療レーザー脱毛は、光脱毛に比べると、照射パワーが強くなっていることから、痛みを感じることが多いようです。
脱毛は、ムダ毛が密集していたり、濃くて硬い毛ほど痛みを感じやすいといわれているため、ワキやVIOラインなど、比較的毛質が硬めのパーツは、医療レーザー脱毛の痛みを感じやすくなります。
ニードル脱毛の痛みについて
脱毛の種類の中でも、痛みが強いといわれているニードル脱毛。
光脱毛や医療レーザー脱毛とは違った施術法であるニードル脱毛は、電気針を使用し、毛穴のひとつひとつにこの針を刺し、電流を流して毛根の細胞を破壊、ムダ毛を除去します。
毛穴に針を通し、電気を流す施術法のため、皮膚への痛みが強く、施術をストップしてしまうケースもめずらしくはありません。
強い痛みがデメリットとなっているニードル脱毛ですが、事前に麻酔の処置を受けることができるため、痛みを感じにくくなる場合もあります。
例えば、この数本だけは気になるといったムダ毛がある場合は、他の脱毛法に比べてニードル脱毛は効果的です。
ブラジリアンワックスの痛みについて
VIO脱毛にも、海外セレブなどがこぞって愛用しているブラジリアンワックス。
一般的に、ブラジリアンワックスには付属されているシートとワックスをお肌に一緒に貼り、時間をおいてから毛の流れと逆方向に剥がす方法となっています。
毛根に根付いているムダ毛を、皮膚を引っ張りながら固まった状態のワックスを剥がし、ムダ毛を一気に抜くため、光脱毛や医療レーザー脱毛よりも強い痛みを感じることがあります。
金額も安く、手軽にムダ毛を除去できますが、医療レーザー脱毛や光脱毛のように、徐々に毛が薄くなったり、生えてこなくなるという効果はありません。そのため、夏の間だけ毛がない状態にしておきたいなど、期間限定の効果としてはメリットはありますが、一生やり続けないといけないというデメリットがあります。
施術パーツ別の痛みを把握しておこう!
光脱毛や医療レーザー脱毛、ブラジリアンワックスでのセルフケアやニードル脱毛にて感じるお肌の痛みは、皮膚が比較的薄いパーツや、乾燥しやすい部位、ムダ毛の毛質が濃く太い部分に強くなるといった共通点があります。
ここでは、施術パーツ別の痛みの度合いについても把握しておきましょう。
VIOの痛みはどのくらい?
デリケートゾーン、VIOは、他のお肌パーツに比べると、皮膚が薄かったり、刺激や摩擦を敏感にキャッチしやすい部位となっています。
また、VIOというデリケートな部位に脱毛マシンを当てることで、怖さを感じたり、カラダがこわばってしまうことで、痛みに敏感になってしまうこともあります。
そのため、脱毛経験者の多くが、VIOラインの痛みを強く感じたという報告も多数となっています。光脱毛の場合は、VIO脱毛の照射パワーをコントロールできるメリットがあるため、無理をせずに痛みを訴えることがおすすめです◎
腕や足、背中の痛みはどのくらい?
デリケートゾーンよりも皮膚の構造がしっかりしていて、厚みがあるため、腕や足、背中の施術では、輪ゴムをはじくような少しの痛みが一般的です。
手や足、背中などの広いパーツは、デリケートゾーンに比べると毛が薄く、その場所によって細かな産毛などが生えていることも多くなっています。
ワキの痛みはどのくらい?
ワキは、VIOと同じように皮膚が薄く、とてもデリケートな性質を持っているため、痛みを感じやすいパーツとなっています。
ワキのムダ毛は、腕や足、背中などと比べると、VIOラインと同じように毛質が太く硬く、密集していることから、痛みを感じやすくなります。
光脱毛や医療レーザー脱毛は、濃く硬く、密集したムダ毛に大きな反応をするため、痛みというデメリットはあるものの、その脱毛効果は他の箇所よりも高いことが報告されています。
脱毛時の痛みを抑える対策・方法はあるの?
脱毛の施術を受けているとき、痛みによってなかなかリラックスできない、という悩みはとても深刻ですよね。
できるだけ気楽な気持ちで安心・安全な脱毛を受けるためにも、ここでは痛みを未然に抑える、とっておきの方法についても把握しておきましょう!
保湿ケアを徹底しよう
脱毛時に痛みを感じやすいのは、お肌そのものが乾燥していることも大きな原因です。
お肌の乾燥は、バリア機能を維持するためのうるおいが不足した状態になっているため、脱毛時の痛みを敏感にキャッチしやすくなってしまうのです。
脱毛前・脱毛後、バスタイム後などは、保湿成分ブレンドされたアイテムにて、施術パーツの保湿ケアを徹底して行いましょう。
保湿ケアを習慣化すると、お肌の内部にもうるおいが満たされるようになり、バリア機能が高まって、脱毛による刺激や摩擦、痛みに強い肌質に強化できます。
メンタルを安定させる
脱毛=痛い、というイメージにとらわれていると、神経が過剰に反応してしまうことで、ちょっとした痛みであっても大げさに痛みを感じてしまうことがあります。
脱毛の施術中は、できるだけリラックスし、痛みのことをあまり深く考えず、早くキレイな美肌になれるようなポジティブなイメージを持つことも、痛みが気にならなくなる秘訣となります。
紫外線対策を欠かさずに
光脱毛や医療レーザー脱毛は、日焼けしていてメラニン色素が多いお肌に、過剰な反応をしてしまうことがあります。
紫外線対策を習慣化しておくと、日焼けを防ぐことでメラニン色素の発生をブロックし、光脱毛や医療レーザー脱毛による摩擦や刺激を最小限におさえることができます。
まとめ
光脱毛・医療レーザー脱毛・ニードル脱毛・ブラジリアンワックスの痛みのメカニズム、参考になりましたか?
ツライ痛みであっても、ちょっとしたケアと心がけを習慣化することで、このトラブルを感じない肌質・体質に変えていくことができるので、痛みに憂鬱になってしまうよりも、完了後に得られる美肌効果を楽しみにイメージしてみてはいかがでしょうか。