【監修】エステティシャン 丹沢まどかさん のプロフィール
女性は毎月の周期と脱毛の予約がぶつかってしまうことありますよね。思いがけず生理周期がはやまったり、遅くなってしまうこともあるので予約をいれるタイミングも悩んでしまうこともあります。
生理中は脱毛ができるのかどうか、注意することはどんなことがあるのか、もし予約していた日に生理がきてしまったらどうしたらいいのか、ご紹介していきたいと思います。
目次
生理中は脱毛できない?
結論から言うと、生理中はVIOライン、ヒップは脱毛ができませんは、それ以外の部位は体調がよければ脱毛は可能です。
では何故VIOライン、ヒップが脱毛できない理由としては以下の通りです。
①衛生上良くないため
VIOライン、ヒップが脱毛できない理由は、第一に衛生面。VIOラインは経血がでているのでもちろん脱毛ができませんし、その周辺であるヒップや足の付根にも経血が付着している可能性があります。
ベッドや施術に使われる器具や脱毛機、施術者に付着する可能性があると衛生面でも気になりますし、感染症などの可能性があるためサロンでは脱毛ができないとお断りしています。
②体調、肌が敏感になっているため
VIOライン、ヒップ以外の部位は脱毛できるとご紹介しましたが、生理中はすべての部位をお断りしているサロンもあるようです。
またお客様の方から生理中は脱毛をおやすみしたいと言われるかたもいます。生理中はホルモンバランスにより肌荒れ、肌が敏感になってしまいます。
プロゲステロンの作用により皮脂が多くなり肌荒れがでてきます、また痛みに過敏になったり、頭痛や気分が憂鬱になってしまうことも生理中の不安定さが原因。
脱毛は毛に熱をくわえて処理をしていくため、いつもよりも赤みやひりつきがでやすくなることがあります。そんな時は脱毛を受けるよりもゆっくりリラックスしてお家で過ごされる方が快適ですものね。
③痛みが強く感じるため
生理中はホルモンバランスの影響により、皮脂が多く、お肌は乾燥して荒れがちになります。脱毛の処理をする際に毛に熱をくわえていくと痛みが強く感じることがあり、赤みやひりつきが残ってしまうことがあります。
いつもは気にならないシェービングのくすぐったさやジェルの冷たさ、脱毛の痛み、さらに脱毛が終わってからも違和感を感じてしまったりという方も。
痛みを我慢してしまうとさらにお肌や体が心配なので、つらいときはエステティシャンに言ってくださいね。
生理中はVIO以外の部位も△
VIO以外の部位なら、脱毛できるからと言っても、あまりオススメできません。
では何故おすすめできないか、理由としては、以下の通りです。
①肌トラブルをおこしやすい
生理中は、ホルモンバランスが乱れる影響で、肌が荒れやすくなっており、炎症・ニキビや吹き出物ができる可能性があります。
また、肌トラブルの他にも、体調不良にもなりやすいことも挙げられます。
②効果が出にくい
生理中でも脱毛効果はあります。
しかし、生理中にお肌が敏感になり、痛みを感じやすくなり、脱毛の出力をさげて痛みを緩和するような施術をしてしまうと、毛への効果がうすれてしまい「毛がぬけない」「脱毛がきいていない」ということがあります。
③痛みに敏感になりがち
生理中は、肌が敏感になっているため、施術による痛みがいつもよりも強く感じることがあります。
痛みを我慢して、効果が薄い脱毛をすることはオススメしません。
上記の3点から、生理中は避けての脱毛がオススメです。
本来、施術をとめて、結果のでる脱毛施術が受けられるときに再度予約をとりなおしにするのがよいのではないでしょうか。
しかし途中でやめてしまうとキャンセル料や施術1回分消化になってしまうこともサロンによってはあるかもしれません。
エステや脱毛の施術は本来、体調やお肌が健康で万全な時にうけるものです。
きちんと効果のでる出力で、痛みやお肌への影響、毛への効果があるように安心して受けていきましょう。
生理中での脱毛で気を付けること
生理が軽くて体調も万全な方や生理の終わりかけなどであれば、VIOライン、ヒップ周辺以外の部位は脱毛が可能です。
生理中の脱毛は以下の2点を確認しましょう。
①エステティシャンに声かけしておく
生理中であることをエステティシャンに一声かけておきましょう。
生理と伝えるのが恥ずかしいと言う方は「女性周期中」「女性特有の日です」といった言い回しはいかがでしょうか。
生理だということ自体を言うのが嫌な方は少し疲れている、寝不足などでもよいでしょう。
なぜ、伝えてほしいかというと肌に赤みや毛穴周辺の赤みが出やすいことが多いので、注意してお肌状態をみたいからです。
しっかりと脱毛処理をしたいのですが、お肌や体調に異変があっては大変ですので、お肌を任せていただくためにもお願いします。
②サロンによって異なるのではじめに確認しましょう
サロンによっては、ワキ、脚、腕のみや上半身のみ可能にしているところもあるそうです。
またクリニックだとタンポンを使用していればVIOラインも脱毛可能なところもあります。医療と脱毛サロンでは生理中の対応が異なるようです。
脱毛は1回きりではなく何回か通うと思いますので、はじめのカウンセリングで心配なことは相談し、できる部位、できない部位、予約変更やキャンセル規定などを確認しておくのが良いです。
サロンの雰囲気や料金などに惹かれて通いたいと思っても、いざ通ってから、自分のニーズとサロンポリシーが合っていなければ、とても残念になってしまいます。
サロンのHPや契約書、お問い合わせなどにも記載があると思いますので、よくよく読んでみましょう。
脱毛と生理に関するQ&A
Q1.生理前後、脱毛はいつのタイミングがいいの?
生理周期はおおよそ月に1回のタイミングですよね。生理の前後、どのタイミングが安心してうけられるかというと、生理後がおすすめです。
生理を真ん中にして生理前は黄体期といって、体が水分をためこみ、気分も憂鬱、痛みも感じやすくなりやすい時期です。
生理後は、卵胞期といって肌つやがよくなり、気分も好調、お肌の水分量もふえることから脱毛するには良い時期といえるでしょう。
生理周期の個人さにもよりますが、生理後1週間から10日ほど続くのでご自分の生理周期と予定を確認しながら脱毛予定をいれてくださいね。
ちなみに妊娠時の脱毛もホルモンバランスが黄体ホルモンがおおくなるため生理前と同じ状態になります。
妊娠に気づかないで脱毛をしても、胎児に影響はないと言われていますが、心配になりますよね。
お腹を圧迫するような姿勢やお腹周辺の部位は施術ができないですし、そのほかの部位もホルモンバランスによってお肌や体調面に心配があります。
妊娠を希望されている方や妊娠した方は脱毛施術を控えるほうがよいでしょう。
万が一心配な方は医師に相談してみてくださいね。
Q2.もし脱毛予約時に生理がきてしまったらどうしたらいいの?
①当日の場合
当日になってしまった場合、キャンセルや予定変更はキャンセル料が発生するか施術1回消化となるサロンが多いです。
予約をすると施術する部屋、施術機械、施術者の予定を確保しているためペナルティがおきてしまうのはご理解いただきたい点です。
②前日の場合
前日の特定時間までの場合、キャンセルや予約変更が可能なサロンは多いです。サロンの営業時間内や予約専用センターの受付時間を確認しましょう。
時間をすぎてしまうと当日と同じようなペナルティがおきてしまいます。
あらかじめ生理予定と体調を確認しておき、ぶつかりそうだなと思ったときには予約変更をしておくようにしましょう。
そしてサロンによっては前日、当日でも脱毛部位を変更したり、フェイシャルやアロマトリートメント、ヘッドケアにメニュー変更して対応してくれるサロンもあります。
予定をみておいても万が一ぶつかってしまった時にも、サロンに連絡して相談してみる価値もあります。早めのご連絡をおすすめします。
まとめ
女性であったら生理は月に1回のおつきあいです。サロンによって脱毛できる部位、できない部位、注意事項、予約変更の日程などさまざまになります。
あらかじめサロンに確認をとってから予定をあわせて予約していきましょうね。