ジェミーナとは主に毎月の生理の症状がつらい月経困難症の治療剤として用いられている超低用量ピルです。月経困難症とは月経中に起こる辛い症状のことを言います。子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫などが原因で起こる場合やそれ以外でも起こることがあります。
そこで、今回は超低用量ピル「ジェミーナ」についてご紹介します。
ジェミーナは他の超低用量ピルと比べ、副作用や効果が異なります。飲み方も合わせてご説明しますので、月経困難症や子宮内膜症などでお悩みの方は参考にしてください。
また、ジェミーナを実際に購入したい方に向けて、ジェミーナ(超低用量ピル)を取り扱っているクリニックやオンライン処方の方法なども詳しく解説していきます。
「低用量ピルを飲みたいけど、どこで処方してもらうのが良いの?」「どこで処方してもらっても値段は同じ?」と気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では低用量ピルを処方してもらえるおすすめクリニックを11選紹介していきます。[…]
超低用量ピル「ジェミーナ」とは
超低用量ピル「ジェミーナ」とは、エストロゲン(卵胞ホルモン)のエチニルエストラジオールとプロゲステロン(黄体ホルモン)のレポノルゲストレルという2つの有効成分が配合されている混合ホルモン剤です。
排卵を抑えて子宮内膜が厚くならないようにする作用があり、痛みの原因となる物質の「プロスタグランジン」を作りにくくするので月経時の痛みが軽減するという仕組みになっています。
月経困難症や不妊症に関する治療で医師が必要と診断すれば、保険適応になります。
次に、超低用量ピル「ジェミーナ」の特徴やメリットなどをまとめてご紹介していきます。
月経困難症治療剤として保険適用で処方される
月経困難症とは月経の間に起こる下腹部痛、腰痛などの痛みや、腹部の張った感じ、下痢、吐き気などの胃腸症状が多い症状として挙げられます。その他にも疲れやすい、力が入らない、食欲がなくなる、気分が憂鬱になる、イライラしてしまうなどの症状も含みます。
ジェミーナと同じ成分を使ったピルは保険の適応外として定められておらず自費診療扱いでした。現在は月経困難症の治療薬として処方される場合は保険適応されていますので、利用しやすくなっています。
また、2022年4月からジェミーナは「生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整」でも保険適応が承認されています。
月経の周期を28日間か84日間から選ぶことができる
低用量ピルの多くは28日周期ですが、超低用量ピル「ジェミーナ」は月経を一周期28日間か84日間の2種類から選ぶことができます。月経困難症の薬を飲む方の都合で医師と相談しながら選べることは、生活の質を上げることができるので大きなメリットとなります。長期の出張や、その他の仕事の都合なども調整して月経困難症の症状を考慮することなく生活することができます。
28日周期を望む場合は、ジェミーナを21日間服用して7日間休薬します。84日周期の場合は、77日間服用を続け、7日間休薬を繰り返していきます。低用量ピル「ジェミニーナ」は21錠シートと28錠シートの2種類があり、それを組み合わせて使うのでわかりやすく工夫されています。
また、服用リマインドのスマートフォンアプリ「ジェミー先生の服用サポート」を活用すれば、設定した時間に毎日通知が送られ、服用状況や出血や痛みなどをカレンダーで見ることができるので、治療にも役立ちます。
ジェミーナは月経困難症の治療薬の中で一番卵胞ホルモンの含有率が低いことも特徴です。超低用量のため、安全に連続投与が可能となっています。
比較的血栓症リスクが低めで安全性が高い
超低用量ピル「ジェミーナ」は一般的なピル服用の重大な副作用として挙げられる血栓症のリスクが低いという調査結果が出ています。
ジェミーナに配合されている卵胞ホルモンの量が0.02mgと超低用量であることがその理由の一つです。そして、混合している黄体ホルモン「レポノルゲストレル」の含有製剤は血栓症のリスクが比較的低いということが海外の研究で明らかになっていますが、日本で月経困難症を適応としたピルは販売されていませんでした。
ジェミーナは、超低用量化された日本で初めて月経困難症を適応としたエストロゲン・レボノルゲストレル含有配合剤として2018年に認可された比較的新しいお薬です。ジェミーナは月経困難症治療薬の低用量エストロゲン製剤の中でも最も低いものの一つです。
また、レポノルゲストレル含有製剤で月経困難症の治療目的で保険適応になっているのはジェミーナのみです。
超低用量ピル「ジェミーナ」とその他の超低用量ピルの違い
超低用量ピル3種類「ジェミーナ」「ヤーズ」「ヤーズフレックス」の違いは何か、成分などを比較しました。
超低用量ピル「ジェミーナ」と「ヤーズ」、「ヤーズフレックス」の違い
ジェミーナ | ヤーズ | ヤーズフレックス | |
---|---|---|---|
保険適応あり | 月経困難症 生殖補助医療における調整卵巣刺激の開始時期の調整 | 月経困難症 | 月経困難症 子宮内膜症に伴う疼痛 生殖補助医療における調整卵巣刺激の開始時期の調整 |
有効成分:黄体ホルモン | レボノルゲストレル (第二世代) | ドロスピレノン (第四世代) 3mg | ドロスピレノン (第四世代) 3mg |
エストロゲン含有量 | 0.02mg | 0.02mg | 0.02mg |
周期 | 28日、84日連続 | 28日 | 28日〜120日 |
販売開始 | 2018年10月4日〜 | 2010年11月16日 | 2017年4月21日 |
特徴 | 連続服用可能 | 連続服用可能 |
超低用量ピル3種を比較した結果、卵胞ホルモンの含有量が同じで最も低用量のピルで「超低用量ピル」に分類されます。ヤーズとヤーズフレックスは全く同じ有効成分や形をしていますが効能や効果、用法用量、一シートの錠剤構成が違います。ヤーズはプラセボ錠が入っていますがヤーズフレックスはすべて実薬です。
超低用量ピルのジェミーナ、ヤーズ、ヤーズフレックスはいずれも保険適応の薬です。その中で適応範囲が一番広いのはヤーズフレックスでした。近年ジェミーナとヤーズフレックスは不妊症の治療に用いることも保険適応に加わってさらに利用範囲が広まっています。
超低用量ピル「ジェミーナ」の効果
超低用量ピル「ジェミーナ」の効果についての解説をします。
生理を年4回まで減らせる
超低用量ピル「ジェミーナ」を使用すると、生理の周期を調整する効果があります。
超低用量ピル「ジェミーナ」には1周期28日のタイプと1周期84日(3ヶ月)連続で使用できるタイプのものがあります。そのため、ご自分の希望により生理周期を選択することができます。
1周期84日タイプのものを選択した場合、毎月来る生理を年間4回までに減らせることができます。毎月の生理の症状がつらい方にとっては嬉しい選択です。
吐き気などの副作用のリスクが少ない
超低用量ピル「ジェミーナ」は、吐き気などの副作用のリスクが少ないです。
それは、ジェミーナに含まれているエストロゲン(エチニルエストラジオール(EE))というホルモンの量が0.02mg配合という、今までの低用量ピルと比べて含まれている分量が少ないため、他のピルと比較すると吐き気や頭痛といった症状は少ないという特徴がみられます。
その代わり、内服後初期に不正出血が起こりやすいというユーザーの声もあります。しかし、他の超低用量ピル(第1世代に該当するルナベル・フリウェル、第4世代のヤーズ・ヤーズフレックス)は不正出血の頻度が高いことがデメリットなので、慣れてくると生理周期が安定するジェミーナは、初期だけの不正出血で押さえられることがメリットです。
ジェミーナには、レボノルゲストレルという黄体ホルモンが0.9mg配合されているため、不正出血が軽減され、生理周期が安定するようです。また、レボノルゲストレルは、頭痛や吐き気、うつ症状を起こしにくく、血栓症も最もリスクが低いとされています。
吐き気などの副作用が少なく、生理周期も安定しているのがジェミーナの特徴です。
避妊効果はないって本当?
超低用量ピル「ジェミーナ」は月経困難症および子宮内膜症の治療としてのみ保険適用で処方されます。逆にいえば、避妊目的ではジェみーナは処方できません。
1日1回超低用量ピルであっても、内服することで避妊効果が期待されます。
「ジェミーナ」は月経の回数を減らし、コントロールすることで月経に伴う苦痛をやわらげたり、子宮内膜の増殖の進行を抑えることもでき、避妊の効果もあります。
超低用量ピル「ジェミーナ」の副作用
軽度の吐き気
ジェミーナを内服開始後、初期に日常生活を送れないほどではありませんが、軽度の吐き気を感じる方もいます。これは、ホルモン剤を内服することによる体内の変化であり、徐々に落ち着いていきます。
吐き気軽減の対処の1つとして、食直後の内服が良いようです。食直後とは食事後30分以内です。
頭痛
「ジェミーナ」を内服開始後、頭痛の症状が出る方もいます。頻度としては11.2%です。
軽い頭痛(日常生活を送るのには差支えない)であれば、ホルモン剤内服初期にみられる副作用で徐々に落ち着いてきます。
ですが、激しい頭痛や、突然ものが見えにくくなる視力障害、呂律が回りにくくなったなどの症状が出た場合は重大な副作用の血栓症の疑いがありますので、直ちに服用を中止して救急医療機関を受診してください。
不正出血
「ジェミーナ」内服開始後、月経時(休薬期間)以外に不正出血をみとめる場合があります。不正出血がみられる方は比較的多く、内服開始後初期に多いと言われています。
内服を継続していくうちに不正出血も落ち着いていきますが、長期間にわたって出血が続いたり、出血量が多い場合は医師に相談してください。
また、飲み忘れが多いと不正出血が起こる可能性が高くなりますので、毎回決まった時間に飲むようにしましょう。
乳房の張り
「ジェミーナ」内服開始後、乳房の張りを感じる方もいます。これは月経前に胸が張って痛くなるようなものと同じです。
内服を継続していくうちに症状が落ち着いていきます。
下腹部の痛み
「ジェミーナ」内服開始後、下腹部痛をみとめる方がいます。これはピルを内服することにより、ホルモンバランスが変化したことが原因で起こる副作用の1つで、内服を継続していくうちに落ち着いていきます。
長期間内服しても下腹部痛が続いたり、出血を伴う腹痛や激しい腹痛の場合は医師の診察を受け、相談してください。
血栓症のリスク
「ジェミーナ」はピルの中でも超低用量ピルです。頻度は少ないものの、重大な副作用として血栓症というものがあります。
血栓症とは血液中でできた血の塊(血栓)が血管内に詰まってしまい血液の流れを止めてしまう病気で、場所によっては脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞などがあり、生命にも関わる重大な病気です。
「ジェミーナ」内服中に①激しい頭痛、②突然の視力障害、③呂律がまわらない、④突然の息切れや押しつぶされるような胸の痛み、⑤突然の足の痛み、腫れ、手足の脱力感や麻痺などの症状が出た場合は血栓症の疑いがありますので、直ちに救急医療機関を受診してください。
また、喫煙者や肥満の方、基礎疾患のある方は血栓症のリスクが高くなります。禁煙や、バランスの良い食事をこころがけたり、適度に体を動かしましょう。血栓症のリスクを減らすため、水分をこまめに摂取し、脱水にならないようにしましょう。
超低用量ピル「ジェミーナ」を服用できない人
超低用量ピル「ジェミーナ」を服用できない人をご説明します。
※ここで説明していることは、「ジェミーナ」のみならず低用量ピル全般を服用できません。
血栓要因のある方
血栓性素因とは静脈や動脈に血栓が生じやすい傾向にあるということです。
血栓素因のある方は、血栓症等の心血管系の障害が発症しやすくなるという報告がされているため、超低用量ピル「ジェミーナ」を服用できません。
生まれつき血栓が生じやすい体質(たとえば、血液が体の中で固まらないようにする成分が少ない人)を持っている人を先天性血栓素因のある人といいます。
一方、糖尿病、高脂血症、重症感染症にかかっている人や、血液凝固因子製剤の投与を受けている人を後天性血栓性素因のある人といいます。このような体質の人がピルを服用すると、血栓が生じやすくなることが知られています。血栓が生じる危険を回避するためには、ピルの処方を受ける前に、医師に申し出てください。
また、治療を要するほどの脱水症状や長期間体を動かせない状態の人、著しい血圧の上昇が生じた場合などには、血栓を起こしやすくなりますので、注意が必要です。引用元:リプロ・ヘルス情報センター
35歳以上で1日15本以上たばこを吸う方
35歳以上で1日15本以上たばこを吸う喫煙者の方は、心筋梗塞などの心血管系の障害が発生しやすくなるという報告がされているため、超低用量ピル「ジェミーナ」を服用できません。
致死的症例は非致死的症例に比較して,35才以上や前回のOC使用歴のある症例が多
く,VTEリスクに影響する薬剤使用中や血管リンパ管の奇形を有する症例が多かったと報告して
いる。
年齢も同様に加齢と共にVTEリスクは上昇する.30〜34才のVTEリスクを1.0とした場合,30
才未満では1.0以下であるが,35~39才で1.18(1.05~1.32),40~44才で1.57(1.41~1.74),45~49
才で2.09(1.88~2.32)と45才を超えるとリスクは2倍以上となる39).van Hylckama VliegらはOC
とVTEリスクにつき,年齢との関係を検討している.その結果,30才未満の女性にOC投与した
場合のVTEのRRは3.1 (2.2~4.6)で,30~40才では5.0 (3.8~6.5),40~50才で5.8 (4.6 ~7.3)とOC
投与によるVTEリスクは年齢とともに上昇することが示されている。喫煙は心筋梗塞リスクのみならず VTE リスクも上昇させる.Pomp らの報告によれば,これ
まで喫煙の経験がない場合の VTE の OR を 1.0 とした場合,これまで喫煙の経験がある場合の
OR は 1.63(1.00~2.67),現在喫煙している場合の OR は 2.03(1.33~3.11)まで上昇する.一方,喫
煙経験がないOC使用のORは3.90(2.63~5.79)で,喫煙経験のあるOC使用者は4.83(2.89~8.08),
現在喫煙している場合は 8.79(5.73~13.49)にまで上昇することがわかっている。引用元:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤(CQ40,41参照)
前兆を伴う偏頭痛
前兆を伴う片頭痛のある方は、前兆を伴わない片頭痛患者と比べ、脳血管障害(脳卒中等)が発生しやすくなるという報告があるため、超低用量ピル「ジェミーナ」を服用できません。
片頭痛は OC の使用に関係なく 20−40 歳の本邦女性に罹患率が高く,30 歳代では約 20%,40
歳代では約 18%とされる 1).OC 使用に際しては,有害事象として脳卒中リスクが増加すること
を考え,投与前の頭痛,投与中の新規頭痛発症や症状の増悪に遭遇した場合には片頭痛である
かないかの診断がまず必要である。引用元:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤(CQ51参照)
脂質代謝異常・重度の高血圧
脂質代謝異常・重度の高血圧の方は、血栓症等の心血管系の障害が発生しやすくなるという報告があり、また症状が増悪することがあるため、超低用量ピル「ジェミーナ」を服用できません。
摂取した栄養物質を変化させて体の一部を作ったり、活動のエネルギー源とし、不必要な生成物を排出するために起こる生体内の複雑な化学反応を代謝といいますが、脂質に関係する代謝が正常に出来なくなることを脂質代謝異常といいます。脂質代謝異常によって起こる病気には、糖尿病や高脂血症などがあります。
引用元:リプロ・ヘルス情報センター
妊娠中、授乳中の方
超低用量ピル「ジェミーナ」は妊婦および授乳中の方には服用できません。
卵胞ホルモン剤を妊娠動物(マウス)に投与した場合、児の成長後腟上皮及び子宮内膜の悪性変性を示唆する結果が報告されており、また新生児(マウス)に投与した場合、児の成長後腟上皮の悪性変性を認めたとの報告があるため、ジェミーナを服用できません。
また授乳中の方は、母乳の量的質的低下が起こることがあり、母乳中への移行、児において黄疸、乳房腫大が起こるとの報告があるため、ジェミーナを服用できません。
1.授乳婦は,産後 6 か月以降に服用を開始する
2.非授乳婦は,他に VTE の危険因子が無い場合は産後 21 日以降に,他に VTE の危険因子が
有る場合は産後 42 日以降に,服用を開始する引用元:低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤(CQ8参照)
乳がんの方
乳がんの方は、腫瘍の悪化あるいは顕性化を促すことがあるため、超低用量ピル「ジェミーナ」を服用できません。
また、乳がんの既往歴がある方は、乳がんが再発するおそれがあります。
乳がんの家族歴または乳房に結節がある方は、定期的に乳房検診を行うなど慎重に投与することが必要です。エストロゲン投与と乳癌発生との因果関係についてその関連性を示唆する報告もあります。
乳癌、子宮体癌、子宮頚癌や子宮筋腫は女性ホルモンの1種である卵胞ホルモン(エストロゲン)によってその発症や増殖が促されるといわれています。従って、乳癌、子宮体癌、子宮頚癌や子宮筋腫およびその疑いのある人がピルを服用すると、ピルに含まれている卵胞ホルモンにより症状が悪化するおそれがあるため、これらにあてはまる人はピルをのまないようにしてください。
引用元:リプロ・ヘルス情報センター
超低用量ピル「ジェミーナ」の飲み方
21日服用+7日間休薬
- 1日1錠、毎日同じ時間に内服します。
- 21錠シートをのみ終えたら、7日間服用を休みます。
- 7日間の休薬後、前回と同様に服用と休薬を繰り返していきます。
※休薬期間中に月経と同じような出血がみられることがありますが、7日間の休薬後、出血の有無に限らず次のシートの服用を開始してください。
77日間服用+7日間休薬
- 1日1錠、毎日同じ時間に内服します。
- 28錠シートを2つ(56錠)連続で内服し、次に21錠シートを内服します。
- 21錠シートをのみ終えたら、7日間服用を休みます。
- 7日観の休薬後、前回と同様に服用と休薬を繰り返していきます。
※休薬期間中に月経と同じような出血がみられることがありますが、7日間の休薬後、出血の有無に限らず次のシート(28錠シート)の服用を開始してください。
超低用量ピル「ジェミーナ」を飲み忘れたときの対処法
超低用量ピル「ジェミーナ」を飲み忘れてしまった方でも、焦らずに対処していきましょう。
1錠飲み忘れた場合(直前の服用から24時間未満の場合)
超低用量ピル「ジェミーナ」を直前の服用から24時間未満で1錠飲み忘れた場合は、気づいた時点で当日分の1錠を服用してください。そして同日の服用時間にもう一度1錠服用してください。
※毎日19時に服用している場合
4月21日⇒×
気づいたのが4月22日の朝10時⇒気づいた時点で1錠飲む。次は4月22日の19時に飲む。
※翌日からは通常通りに服用を続けてください。
2錠以上飲み忘れた場合(直前の服用から24時間以上経過している場合)
超低用量ピル「ジェミーナ」を2日以上飲み忘れた場合も、気づいた時点で前日分の1錠を服用し、当日分の1錠はいつもの時間に服用してください。(1日に2錠を超えて飲むことはありません。)
※毎日19時に服用している場合
4月21日⇒×
4月22日⇒×
気づいたのが4月23日の朝10時⇒気づいた時点で1錠飲む。次は4月23日の19時に飲む。
※いずれの場合も翌日からは通常通りに服用を続けてください。
※飲み忘れが多くなると、不正出血が起こる可能性が高くなりますので、毎日決まった時間に内服するようにこころがけましょう。
超低用量ピル「ジェミーナ」を購入する2つの方法
超低用量ピル「ジェミーナ」は医薬品であり、安心かつ安全に購入するためには、必ず医師の診察と処方が必要です。ジェミーナを購入する方法は2つあります。
クリニックまたは病院で処方してもらう
安心・安全に超低用量ピル「ジェミーナ」を購入するためには、クリニックまたは病院を受診し、診察を受けて処方してもらう方法が一般的です。
婦人科を標榜しているクリニックや病院であれば専門であり、自分が服用の適応であるかや内服後の経過、副作用などの時も相談できて安心です。
オンラインクリニックでネット処方してもらう
コロナ禍に伴い、オンライン診療や電話での診察が対応可能なクリニックや病院が増えてきました。
オンライン診療ではネットで予約をすれば、待ち時間もなくスムーズに診察が受けられます。病院によっては年中無休で最短で翌日に薬がお手元に届くところもあり、自分の都合の良い時間でオンライン診察を受けられるので、仕事などで忙しくてなかなか病院に行けない方には便利です。
超低用量ピル「ジェミーナ」を取り扱うおすすめオンラインクリニック3選!
超低用量ピル「ジェミーナ」を使用してみたいけれど、通院の時間が取れない方やオンライン診察を利用してみたい方にはオンラインクリニックがおすすめです。クリニックにより、予約方法、支払い方法も異なり、「ジェミーナ」の価格、診察料も違うため、各クリニックのHPを見てご自分の希望に合うクリニックを選びましょう。
また、受診後に合わないと思った場合は躊躇せず、自分に合ったクリニックを再選択するのもオンラインクリニックのメリットです。
超低用量ピル「ジェミーナ」を取り扱っているおすすめのオンラインクリニック3院をご紹介します。
的野ウィメンズクリニック【ピルの処方が安い】
的野ウィメンズクリニック | |
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ジェミーナの料金 | ジェミーナ(21錠):1,760円 ジェミーナ(28錠):2,350円 |
診察料 | 初診1,100円/再診550円 |
送料 | 自己負担(返品送料、不良品、欠品の場合は弊社負担) |
配送方法 | ヤマト運輸宅急便コンパクト |
支払い方法 | クレジットカード |
診療時間 | 初診:平日14:30~17:00 再診:平日10:00~17:00 ※水曜日は休診 |
予約方法 | アプリ「クロン」から予約 |
・婦人科専門医による診察で安心
・初回のみビデオチャット→2回目以降は電話でジェミーナの処方が可能
的野ウィメンズクリニックは神奈川県横浜市にある妊婦検診や婦人科検診、ピル処方を行っている女性のためのクリニックです。婦人科全般の診療を行っており、産婦人科専門医による診察のためピルについても多数の取り扱いがあります。目的や症状に合わせて診療、処方してもらえるので安心です。
オンライン診療を受けるにあたり、スマートフォンとクレジットカードの両方が必要です。
またオンラインでのピル処方にあたり、クリニックに通院したことのある方は保険診療で受けられますが、初診でオンライン診療にてピルを処方してもらう場合、自費診療(10割負担)となりますのでご注意ください。
一般的にジェミーナの価格は平均2,000~3,000円となっており、的野ウィメンズクリニックでは21錠1,760円、28錠2,350円と良心的な価格で購入することができます。
ジェミーナ内服に関する不安や疑問、副作用についてなども産婦人科専門医の診療が受けられるため、安心できます。
まきレディスクリニック【在籍医師が全て女性】
まきレディスクリニック | |
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ジェミーナの料金 | 記載なし |
診察料 | 初診3,000円/再診1,500円(税込、自費) ※症状があれば保険診療となり3割 |
送料 | 記載なし |
配送方法 | レターパック |
支払い方法 | クレジットカード |
診療時間 | 月・水・金:10:00-13:30 15:30-19:00 木:10:00-13:30 土:10:00-13:30 14:30-17:00 |
予約方法 | LINE友達登録にて予約またはHPから予約 |
・婦人科専門医による診察で安心
・LINEから予約できて便利
まきレディスクリニックは東京都新宿区の高田馬場駅から徒歩2分の場所にある女性のための婦人科クリニックです。
まきレディスクリニックは院長をはじめとする在籍医師が全て女性医師であるため、生理に関する事やピル処方に対して安心して診察、相談ができます。
通常、保険診療のお支払いの場合現金のみの対応になっていますが、オンライン診療ではクレジットカードになっています。
LINE公式アカウントで友達登録すると、予約も簡単スムーズにできますので、まきレディスクリニックにオンライン受診を希望される方は、まずはLINEの友達登録をすることをおすすめします。
FIDES(フィデス)レディースクリニック【オンライン診療可能】
FIDES(フィデス)クリニック | |
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ジェミーナの料金 | 1,890円(保険適応) |
診察料 | 初診1,100円/再診550円 |
送料 | 800円 |
配送方法 | 郵送 |
支払い方法 | 銀行振込 |
診療時間 | 月~土:10:00-18:00 日・祝:10:30-14:30 |
予約方法 | Web[「ルナルナ」登録後予約、電話 |
・在籍医師スタッフ全員が女性で安心
・日曜、祝日も受診できる
FIDES(フィデス)レディースクリニックは都内で展開されている婦人科に特化したクリニックです。医師、スタッフが全て女性のため、気兼ねすることなく診察が受けられます。
ジェミーナを処方してもらうにあたり、FIDES(フィデス)クリニックに3ヶ月以内に保険診療で受診歴がないとオンライン診療が受けられませんのでご注意ください。
2回目以降であれば、ジェミーナ処方のための電話診療・オンライン診療が受けられます。
ジェミーナを1,890円と良心的な価格で購入でき、日曜・祝日も休みなしのクリニックなので、忙しい方でも気軽に予約をすればオンライン診療が受けられるのが魅力です。
全ての在籍医師が女性医師であることも、ジェミーナ内服に関する不安や疑問、内服後の着なる事や副作用についても安心して相談できます。
超低用量ピル「ジェミーナ」をオンラインクリニックでネット処方してもらう方法
仕事などで忙しくてなかなか病院に行けない方、自分の都合の良い時間でオンライン診察を受けたい方に向けてオンラインクリニックで「ジェミーナ」をネット処方してもらう方法をご紹介します。
今回は、超低用量ピル「ジェミーナ」をオンライン処方で購入できる「的野ウィメンズクリニック」でのネット処方方法をご紹介します。
オンライン診療予約
まずは「的野ウィメンズクリニック」のHPにてオンライン診療予約をします。オンライン診療予約は、「クロン」というアプリを使用します。
下記画像のQRコードを読み取るか、「クロン」からアプリをインストールしてください。
※アプリの通知は必ず「オン」にするようにしましょう。
引用元:的野ウィメンズクリニック
- 再診の方⇒クロン上で上記画像に記載してある医療コード「78e2」を選び、登録申請をする
- 初診の方⇒クロン上で上記画像に記載してある医療コード「78e2」を選び、予約日時を選ぶ
申請承認後に問診票が送られてきますので、回答します。(問診票に回答しないとオンライン診療が開始されない仕組みになっています)
診察の時間になりましたら、的野ウィメンズクリニック側から「クロン」の通知が来ますので、速やかに診察を開始してください。
スマホやPCを使ってビデオ通話で受診
予約時間になったらお手持ちのスマホやPCで、医師の診察を受けます。
診療時間は問診、薬についての説明など15分程度が相場ですが、「ジェミーナ」内服に関しての疑問や不安点など気になる事は医師に相談しましょう。
人目を気にせず、ピルに関する相談ができるのもオンライン診療のメリットです。
お支払い
診察後にお支払いとなります。
的野ウィメンズクリニックでは、オンライン診療は「クレジットカード」のみでのお支払いになりますので、診察後速やかに支払いを済ませましょう。
自宅にピルが届く
的野ウィメンズクリニックでは院内処方の場合、ピルを自宅まで配送してくれます。
院外処方の場合、ピルではなく処方箋が普通郵便で届きます。オンライン診療後、4日以内に最寄りの調剤薬局へ処方箋を持っていき、ピルを受け取ってください。
また、処方箋を最寄りの調剤薬局へ的野ウィメンズクリニックからFAXを送っておき、現本を調剤薬局に直接送付することも可能です。その場合、ご希望の調剤薬局がFAX処方箋で対応可能か調べておく必要があります。
ピル「ジェミーナ」に関するよくある質問・回答(FAQ)
「ジェミーナ」の効果は?
超低用量ピル「ジェミーナ」の効果は上記になります。
「ジェミーナ」には1周期28日のタイプと1周期84日(3ヶ月)連続で使用できるタイプのものがあります。
「ジェミーナ」の副作用は?
「ジェミーナ」の副作用は上記になります。詳しくは上記リンクにてご説明しています。
「ジェミーナ」値段の相場は?
超低用量ピル「ジェミーナ」の値段の相場について調べてみました。月経困難症や生殖補助医療における調整卵巣刺激の開始時期の調整の場合は、医師の診断がつけば保険適応となります。
ジェミーナ価格(1シート) | 保険3割負担 | 自費診療 |
---|---|---|
28錠 | 2,440〜3,000円 | 8,670〜10,000円 |
21錠 | 1,280円〜1,830円 | 4,260円 |
保険適用の場合は3割負担として計算したジェミーナ1シート分だけの値段です。自費診療も保険適用も、実際に病院で受診する際にかかる費用はこの値段に加えて、初診料もしくは再診療、婦人科特定疾患管理料、院外処方などが費用としてかかります。
ジェミーナを処方される場合、ほとんどの方が保険適用となりますので、超低用量ピル「ジェミーナ」の値段の相場は大体2,000円台から3,000円くらいになります。
「ジェミーナ」は何歳から何歳まで服用できる?
「ジェミーナ」は10代から健康状態に問題がなければ服用可能です。また、35歳以上の方は喫煙習慣などがなく、特に病気の恐れがないのであれば服用できます。
「ジェミーナ」を服用できない方は以下になります。
40歳以上の方でも閉経前で妊娠するのが心配という方は医師の診察によりピルを飲むことは可能ですが、「ジェミーナ」は避妊目的のピルではないため他のピルを処方されます。
「ジェミーナ」が保険適用になる条件は?
「ジェミーナ」は保険適用になるピルですが、適用条件には月経困難症または子宮内膜症である診断が必要となります。
医師の診察の結果、診断されなかった場合は保険適用の対象にならず、処方されません。
また、「ジェミーナ」は避妊目的のピルではないため、避妊目的のピルを希望される方は医師に相談してください。
まとめ
超低用量ピル「ジェミーナ」とは、エストロゲン(卵胞ホルモン)のエチニルエストラジオールとプロゲステロン(黄体ホルモン)のレポノルゲストレルという2つの有効成分が配合されている混合ホルモン剤です。
「ジェミーナ」は月経困難症の方の治療に適応した超低用量ピルです。月経時に生じる痛みを軽減する効果や、月経困難症の改善が期待できます。
ジェミーナの副作用は、他のピルと同じように軽度の吐き気や頭痛などがありますが、ほとんどの場合、服用を続けていくうちに治まりますが、副作用などの症状がひどくなるようでしたら医師に相談してください。
また、「ジェミーナ」は保険適用になるピルですが、適用条件には月経困難症または子宮内膜症である診断が必要となります。ご自分の症状を十分医師に説明したうえでジェミーナの服用をご検討してみてください。