生理不順を改善するために低用量ピルの服用を検討していても、服用後の効果について知らない人もいるかもしれません。
低用量ピルは2,000〜3,000円の低価格で、生理不順の改善や肌荒れ改善に効果が得られる避妊薬です。
また、「血液検査」「子宮がん検診」「超音波検診」などを受けることで、副作用の心配なく継続的に服用できます。
そこで今回は、生理不順が低用量ピルで改善するメカニズムを解説していきます。
オンライン処方がおすすめな理由
- 診療時間であれば好きな時間に好きな場所から診察
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オンライン処方では、スマホがあれば手軽に専門医の診察を受けられることが特徴です。
ピルの処方はもちろん、服用中に副作用に関する不安点があれば無料で診察を受けられたり、電話・LINE・専用チャットで手軽に相談できるサービスを設けているところもあります。
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低用量ピルの料金 | 初月0円〜 | 1,963円〜 | 2,563円〜 |
診察料・送料 | 診察料:無料 送料:0〜550円 | 診察料:1,500円 送料:無料 | 診察料:2,200円 送料:0〜550円 |
公式サイト |
生理不順が起こる原因はホルモンバランスの乱れ!
- 生活環境の変化による過度のストレス
- 激しい運動や無理なダイエット
- 不規則な生活
- 子宮や卵巣、甲状腺などの病気
上記は月経不順が起こる原因として、主に挙げられるものです。
「激しい運動」「無理なダイエット」「不規則な生活」は体に負担をかけるため、ストレスがかかりやすくなります。
また、生活環境の変化も、ストレスを受ける要因とされ、生理周期が乱れやすくなると言われています。
体が過度のストレスを受けた結果、「副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン」と呼ばれる成分が分泌されます。
上記のホルモンは生理不順の発症に影響する成分で、「卵胞ホルモン」「黄体ホルモン」2種類のホルモンの働きを抑える作用があります。
他には、「脳視床下部」「脳下垂体」「卵巣」のいずれかの器官に異常が生じることで、生理不順を引き起こすこともあります。
生理周期が短くなる頻発月経
頻発月経とは、生理周期が通常よりも短く、生理の回数が多くなる状態を指します。
一般的な生理周期は25~38日のため、24日以内の生理周期が続く場合は頻発月経です。
頻発月経は、無排卵性と排卵性の2種類に分かれます。
無排卵性の頻発月経は、排卵がないのに出血している状態で、高温期・低温期がなく基礎体温が一定になっている点が特徴です。
経血量は少なく、生理が8日以上ダラダラと長引く傾向にあり、思春期や閉経前の女性に多く見られます。
排卵性の頻発月経は、生理から排卵までの期間が短い卵胞期短縮性と、排卵から次回の生理までが短い黄体期短縮性の2種類です。
卵胞期短縮性は、女性ホルモンの乱れにより卵胞の発育が過度に促進されることが原因で起こり、思春期や閉経前の女性に多い傾向にあります。
黄体期短縮性は、黄体ホルモンが十分に分泌されない黄体機能不全によるもので、不妊や流産につながる恐れがあるため注意が必要です。
思春期や閉経前に起こる頻発月経は、治療の必要がないケースが大半です。
しかし、無排卵性・排卵性いずれも不妊リスクがあるため、20~40代半ばで頻発月経を繰り返しており妊娠を望む方は一度婦人科を受診したほうが良いでしょう。
生理周期が長くなる稀発月経
稀発月経とは、生理周期が39日から3か月以内になり、通常の生理周期よりも長くなっている状態です。
稀発月経は、無排卵や卵胞期の延長により起こります。
主な原因は、過度なダイエットやストレスによるホルモンバランスの乱れ、多嚢胞性卵巣症候群や甲状腺機能障害などの病気です。
17歳以降の稀発月経は、3か月以上生理がこない続発性無月経に移行する場合があります。
稀発月経は必ずしも治療が必要なわけではありませんが、初期段階での治療が推奨されるケースもあるため、一度婦人科を受診してみるとよいでしょう。
低用量ピルの服用で生理不順の改善が期待できるメカニズムや効果
低用量ピルを服用することで、生理不順の原因となる「ホルモンバランスの乱れ」が改善可能です。
生理不順は女性ホルモンバランスが乱れることで、月経周期が不規則になります。
低用量ピルは女性ホルモン「エストロゲン」「プロゲステロン」を含有しているため、服用することでホルモンバランスの乱れが改善できます。
また、低用量ピルは休薬期間が設けられており、休薬期間中に排卵が起きるため、生理に規則的なサイクルが生まれます。
ただ、低用量ピルの服用後3ヶ月間は生理周期が不安定なケースがあるため、服用期間中に出血が生じる可能性があります。
出血が発生した場合には医師の診断を受けつつ、体調に配慮しながら低用量ピルを服用しましょう。
ピルを服用して生理不順が改善するのはいつから?
ピルにより生理不順が改善されるまでの期間には個人差がありますが、服用開始から2~3か月ほどで効果を実感できるといわれています。
生理不順がすぐに改善されない場合でも、最低3か月は様子を見てみましょう。
ピルを飲み始めて3か月以上経っても生理不順が改善されない場合は、子宮や卵巣に病気が潜んでいる恐れがあるため、一度婦人科を受診してみてください。
ピルの服用をやめたら生理不順が元に戻る可能性がある
ピルで生理不順を改善する際は、服用をやめるとまた生理不順になる可能性がある点に注意しましょう。
ピル服用中はホルモンバランスが整い、定期的な出血が起こりますが、卵巣そのものの機能が改善するとは限らないからです。
しかし、一定期間ピルを服用することでホルモンバランスの乱れが改善され、ピルをやめたあとも生理が順調にくる場合もあります。
ピルでホルモンバランスの乱れを整えるには、最低でも6か月は継続したほうがよいといわれるため、ひとつの目安にしてみてください。
生理不順に効果があるピルの種類は?保険適用になる?
主な用途 | 副作用の強さ | 値段相場 | 保険適用 | |
---|---|---|---|---|
低用量ピル | 避妊 月経移動 PMS・月経困難症改善 ニキビ改善 | やや少ない | 2,000〜3,000円 | 用途によって適用可 |
超低用量ピル | PMS・月経困難症改善 ニキビ改善 生理回数の調整 | 少ない | 10,000円 | 用途によって適用可 |
中用量ピル | 緊急避妊 月経移動 月経困難症・子宮内膜症改善 | 強い | 4,500〜5,500円 | 用途によって適用可 |
生理不順に効果が期待できるピルは、主に超低用量ピルと低用量ピルの2種類です。
ただし、生理不順でピルを服用する場合、保険適用にはなりません。
中容量ピルは、生理日を調整する働きがあるものです。
値段が高い上に副作用が強いこともあり、旅行やイベントなどピンポイントで生理を移動させたいときに処方されます。
アフターピルやミニピルもありますが、アフターピルは緊急避妊目的でミニピルは基本的に生理が来ないため、生理不順の改善目的では処方されません。
生理不順には低用量ピルがおすすめ
生理不順の改善には、低用量ピルまたは超低用量ピルを服用しますが、特におすすめなのは値段も安い低用量ピルです。
低用量ピルがおすすめな理由を次に挙げます。
- 低価格で購入でき、継続的に服用しやすい
- 2日以内に服用することで、避妊効果を持続できる
- ニキビや肌荒れの改善にも効果的
低用量ピルにはホルモンバランスの乱れを整える働きがあるため、血中のホルモン量が安定し、生理不順も改善されると期待されています。
なお、超低用量ピルも生理不順に効果があり、避妊やニキビ改善などの効果が得られるものです。
保険適用の場合は安く購入できるため、検討してみても良いでしょう。
生理不順で服用するピルは保険適用にならない
生理不順を改善する目的でピルを服用する場合は、基本的に保険が適用されません。
保険適用になるピルは、月経困難症や子宮内膜症の治療を目的としたものだからです。
月経困難症や子宮内膜症の症状が認められない場合、ピルは自費で購入することになります。
生理不順で服用するピルの副作用やリスク
吐き気/倦怠感/頭痛/むくみ/不正出血/下腹部痛/胸の張り
生理不順の改善を目的として服用するピルは、主に超低用量ピルと低用量ピルで、副作用は上記のとおりです。
超低用量ピルは配合されているホルモン量が少ないこともあり、比較的副作用が起きにくい傾向にあります。
ピルの重篤な副作用は血栓症で、発症率は低いものの、脳梗塞や心筋梗塞の原因になるため注意が必要です。
血栓症を発症しやすい人には、次のような特徴があります。
- 喫煙者
- 40歳以上の人
- 肥満体型の人
- 偏頭痛の症状がある人
- 糖尿病を患っている人
- 授乳中の人
低用量ピルを服用することで、血栓症になるリスクが高まります。血栓症は血管内に血の塊が発生し、血の流れが止まる症状です。
低容量ピルは血液凝固作用を含む避妊薬なため、一時的な「脱水症状」が同時期に併発することで、血栓症の発症リスクが高まります。
上記の症状に該当する人は、担当医に相談しながら低用量ピルを服用するようにしましょう。