低用量ピルを購入する際はクリニックへ直接通院して医師から診察と処方を受けることが一般的ですが、最近ではオンラインクリニックの受診で手軽に低用量ピルを購入することができるようになりました。
ただ、オンラインクリニックを受診せず、個人輸入でピルを購入する人も多く非常に問題視されています。
そこで今回は、低用量ピルの個人輸入が危険な理由を解説し、個人輸入ではなく正規品の低用量ピルを購入する方法やおすすめのオンラインクリニックをご紹介します。
様々な理由で、クリニックに足を運ぶことなく低用量ピルを購入したい方は、ぜひ参考にしましょう。
個人輸入の低用量ピルを購入するのは危険な理由
個人輸入でピルを購入すると偽薬や粗悪品、未承認薬が届く可能性があり、そういったピルは目的の効果が出ないことはもちろん、体や用途に適していない恐れがあります。
また、個人輸入は海外からピルを発送することになるので、到着までに時間がかかります。
一見手軽に感じるピルの個人輸入ですが、危険性やデメリットの方が大きいので、絶対にやめましょう。
では、ピルの個人輸入が危険な理由を詳しく解説していきます。
偽物や粗悪品、未承認薬の可能性がある
個人輸入でピルを購入した場合、偽物や粗悪品、未承認薬が届く可能性があります。
医師の診察や処方が不要で、価格が安すぎるピルは偽物の可能性が高いので要注意です。
有効成分が一切含まれていない偽物や、一部が有効成分で作られた粗悪品には水銀やカドミウムなどの毒物が含まれていた実例があり、服用すると重篤な健康被害につながるリスクがあります。
また、本物のピルだったとしても国内で未承認だった場合は品質や安全性が保証されていないため、医師や薬剤師が適切に対応できない副作用が出る場合があります。
そもそも、海外から届いた薬の説明は外国語で書かれているため、成分や正しい飲み方を理解するのが困難です。
リスクの高い海外のピルを個人輸入せず、必ず医師による診察と処方を受けたピルを服用しましょう。
効果が出ない、体や用途に適していない恐れ
個人輸入した偽物のピルを服用しても、効果が出ないことはもちろん、体や用途に適していない恐れがあります。
例えば、個人輸入したピルを避妊目的で服用して、実際に妊娠してから偽物だったと気付く方が多いです。
また、体や用途に適していない海外製のピルを服用して副作用が出た場合は、すぐに相談できる場所がありません。
低用量ピルは女性ホルモンに作用する薬なので、一般的なクリニックで処方している国内製のピルであっても副作用のリスクがあります。
万が一があった時でも、相談できる医師や薬剤師がいるクリニックで正しく低用量ピルを処方してもらいましょう。
到着までに時間がかかる
低用量ピルは、休薬期間以外は毎日服用することで効果が得られるものです。
個人輸入での購入は到着までに時間がかかったり、届くまでの日数が不規則であるため、継続して服用できない期間が発生するリスクがあります。
継続服用しないと不正出血や生理周期のズレが生じたり、避妊効果の低下に繋がるため、すぐに処方してくれるクリニックからの購入や、定期配送を行っているオンラインクリニックの利用がおすすめです。
個人輸入の低用量ピルは「医療品副作用救済制度」が使えない
正しい飲み方で低用量ピルを服用しても、入院などの重篤な副作用があった場合は医療品副作用救済制度の対象になります。
医療品副作用救済制度の対象になるのは、医師から診察と処方を受けた低用量ピルのみで、個人輸入した低用量ピルは対象になりません。
先に触れたように、個人輸入した低用量ピルは偽物や粗悪品の可能性もあり、重篤な副作用のリスクがあります。
安易に低用量ピルを個人輸入して、万が一トラブルがあっても全て自己責任となってしまうので、品質と安全性が保証された国内製の低用量ピルを医師から処方してもらうことが大切です。
オンラインクリニックで購入したピルは、医師から診察と処方を受けているので、医療品副作用救済制度の対象になります。
直接クリニックへ行くのが難しい方や、クリニックへ行きたくない事情がある方は、個人輸入ではなくオンラインクリニックの利用がおすすめです。
個人輸入品ではなく正規品の低用量ピルを購入する方法
病院やクリニックへの受診は、正規品の低用量ピルを購入する最も一般的な方法です。
ただ、クリニックへ足を運ぶ時間がない方や直接クリニックを受診することに抵抗を感じる方も多いでしょう。
そんな方には、自宅などの好きな場所から自由な時間に診察を受けられるオンラインクリニックがおすすめです。
また、オンラインクリニックでは品質や安全性が保証された薬を取り扱っているので、万が一副作用があった場合でもすぐに医師に相談することができて安心です。
近くのクリニック・病院を受診する
クリニックや病院への受診は、低用量ピルを購入する一般的な方法です。
病院処方の場合もありますが、病院で処方箋を発行してもらった場合は調剤薬局にも足を運ぶ必要があります。
避妊や月経困難症の治療目的の方は定期的に病院やクリニックを受診することになりますが、最初に診察を受ければ次回から低用量ピルの処方だけで済む場合があります。
ただ、直接受診する場合は予約が取れない、待ち時間が長いなどのデメリットがあります。
オンラインクリニックなら自宅で低用量ピルが購入できる
オンラインクリニックであれば、自宅にいながら低用量ピルを購入することができます。
スマホやPCのビデオ通話やチャット機能を使った診察で待ち時間がなく、処方された低用量ピルは自宅に届くので調剤薬局に足を運ぶ手間もありません。
定期配送やまとめて購入が可能なクリニックもあるので、受診し忘れで低用量ピルをきらしてしまう心配もないでしょう。
クリニックによっては、お得に低用量ピルを購入できる割引や定期配送で送料無料の場合があるので、コストを抑えて低用量ピルを継続したい方におすすめです。
低用量ピルが早く自宅に届くおすすめオンラインクリニック5選
ここでは、自宅から低用量ピルの購入が可能なおすすめのオンラインクリニックを6つご紹介します。
各クリニックごとに取り扱う低用量ピルの種類や支払い方法、予約方法が異なるので、継続しやすいオンラインクリニックを受診することが大切です。
オンラインクリニックは、一度使ってみないと合う合わないがわからないので、まずは気になるオンラインクリニックを受診してみましょう。
mederi(メデリ)
mederi(メデリ) | |
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中用量ピル | プラノバール 料金:1,980円〜 |
低用量ピル | 初月ピル代無料 定期便プラン 料金:2,970円/回 6シートおまとめプラン 料金:2,475円/シート 12ヶ月一括配送プラン 料金:1,962円/シート ※低用量ピルの種類はファボワール・トリキュラー・マーベロン・アンジュ・シンフェーズ |
超低用量ピル | 各種2,970円〜(種類によって異なる) ※超低用量ピルの種類はヤーズ・ドロエチ・ヤーズフレックス・ルナベル・フリウェル |
アフターピル | レボノル 料金:9,900円〜 |
診察料 | 1,650円 |
送料 | 無料 |
ピルの配送 | 最短翌日 |
支払方法 | ・クレジットカード ・Paidy |
オンライン診療 | 対応 |
診療時間 | 24時間 |
予約方法 | Web(LINE) |
- 初月ピル代無料で始めやすい
- 2ヶ月目以降も診察料無料、かかるのはピル代と送料のみ
- おまとめプランで年間のピル代がお得
メデリは、初月低用量ピル代無料で送料のみでピルを購入することができるので、初めて低用量ピルを購入する人でも始めやすいです。
2ヶ月目以降は診察料が無料なので、低用量ピルを服用中の悩みや不安があっても気軽に相談することができます。
おまとめプランでの購入がお得で、3シートおまとめプランであれば年間4,400円、6シートおまとめプランであれば年間6,600円お得に低用量ピルの購入が可能です。
また、メデリピルは予約・服用管理・お届け日・プラン変更がすべてLINEで完結するので、アプリのダウンロードや手続きが面倒な方でも使いやすいです。
クリニックフォア
クリニックフォア | |
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中用量ピル | プラノバール21錠+吐き気止め21錠 料金:5,478円 |
低用量ピル | マーベロン 料金:3,278円、定期便2,783円 トリキュラー 料金:3,278円、定期便2,783円 ラベルフィーユ 料金:3,278円、定期便2,783円 アンジュ 料金:3,278円、定期便2,783円 ファボワール 料金:3,278円、定期便2,783円 |
超低用量ピル | ルナベル ULD 料金:11,000円、定期配送9,350円 フリウェル ULD 料金:7,150円、定期配送6,077円 ヤーズフレックス 料金:12,100円、定期配送10,285円 |
診察料 | 1,650円 |
送料 | 550円 |
ピルの配送 | 最短翌日 |
支払方法 | ・クレジットカード/デビットカード ・GMO後払い ・代金引換 ・Amazon Pay |
オンライン診療 | 対応 |
診療時間 | 9:00〜22:00 |
予約方法 | Web |
- 予約から薬の処方まで全てWebで完結
- 低用量ピルは月額2,530円〜の続けやすい価格を追求
- 取り扱うピルの種類が豊富
クリニックフォアは東京を中心に店舗を展開する総合クリニックであり、オンライン診療に力を入れています。
クリニックフォアのオンライン診療は、お手持ちのスマホやPCで予約から薬の処方までが完結するので、アプリをダウンロードする手間がかからず簡単に利用できます。
避妊や月経困難症の治療目的の場合、毎月のピル処方が負担になりがちですが、クリニックフォアであれば月額2,530円〜低用量ピルを継続できるので高コスパです。
また、LINEで生理や服薬を管理してくれる万全のアフターフォローがあるので、サポートを受けながら低用量ピルを継続することができます。
低用量ピル処方にコストをかけたくない方や、飲み忘れや副作用が心配な方は、クリニックフォアのオンライン診療がおすすめです。
万が一、お取りいただけなかった場合でも、その後何度かクリニックからお電話があるのでご安心ください。
スマルナ
スマルナ | |
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低用量ピル | 1ヶ月プラン 料金:2,980円〜 3ヶ月プラン 料金:2,780円〜 12ヶ月一括プラン 料金:1,963円〜 ※低用量ピルの種類はラベルフィーユ、トリキュラー、ファボワールなど |
診察料 | 1,500円 ※100日以内の診察の場合無料 |
送料 | 薬代に含まれている |
ピルの配送 | 最短翌日 |
支払方法 | ・クレジットカード ・NP後払い |
オンライン診療 | 対応 |
診療時間 | 24時間 |
予約方法 | Web |
- 低用量ピルは12ヶ月プランで月額1,963円〜購入可能
- 産婦人科医がすすめるオンラインピル処方サービスNo.1の実績あり
- 診察する医師を自分で選択可能
スマルナは、定期プランでお得に低用量ピルを購入することができて、12ヶ月プランであれば月額1,963円〜ピルを処方しています。
産婦人科医がすすめるオンラインピル処方サービスNo.1の実績があり、スマホ1つでピルに関する相談・診察・処方が可能です。
また、担当する医師を自分で選択することができるので、顔やプロフィールを把握している医師に安心して相談から薬の処方までを任せることができます。
生理や避妊の悩みを相談したい方や、初めての低用量ピル処方で自分に合った薬を相談したい方はスマルナを利用してみましょう。
エニピル
エニピル | |
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中用量ピル 低用量ピル | 単発プラン 料金:3,278円 毎月プラン 料金:2,563円 12ヶ月一括配送プラン 料金:2,563円(配送料無料) ※低用量ピルの種類はファボワール・トリキュラー ※中用量ピルの種類はプラノバール |
超低用量ピル | 取り扱いなし |
アフターピル | 72時間まで有効 料金:9,900円 120時間まで有効 料金:13,200円 ※アフターピルの種類はノルレボ・エラ |
診察料 | 2,200円 |
送料 | 370円 |
ピルの配送 | 最短翌日 |
支払方法 | ・クレジットカード ・NP後払い |
オンライン診療 | 対応 |
診療時間 | 10:00〜24:00 |
予約方法 | Web |
- 土日含めて、毎日10時〜24時まで診療受付
- 予約不要で問診票送信後30分以内に診療開始
- アフターピル処方の場合、最優先で割り込み診療可能
エニピルは、土日含めて毎日10時〜24時まで診療を受け付けているので、夜間診療に対応しているクリニックをお探しの方におすすめです。
予約不要で、5分程度の問診に回答してから30分以内に医師から折り返しの電話がくるので、急にピルが必要になった場合でも利用しやすいです。
万が一副作用などの不安なことがあった場合はLINE相談窓口で受け付けているので安心できます。
また、アフターピルの処方は緊急性が高いと判断されるので、最優先で割り込み診療が可能です。
面倒な手続きやアプリ不要で、すぐにピルが欲しい方はエニピルを利用しましょう。
マイピルオンライン
マイピルオンライン | |
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中用量ピル | プラノバール21錠 料金:3,278円 |
低用量ピル | シンフェーズ 料金:2,959円 トリキュラー 料金:2,959円 ラベルフィーユ 料金:2,849円 アンジュ 料金:3,069円 ファボワール 料金:2,959円 マーベロン 料金:3,069円※定期便の場合一律2,690円 |
超低用量ピル | ルナベル配合錠ULD 料金:10,670円、定期配送9,070円 フリウェル配合錠ULD 料金:3,179円、定期配送2,073円 ドロエチ配合錠 料金:6,578円、定期配送5,591円 ヤーズ配合錠 料金:10,670円、定期配送9,070円 ヤーズフレックス配合錠 料金:11,737円、定期配送9,977円 |
その他 | 吐き気止め:10錠550円 痛み止め:10錠550円 |
診察料 | 1,650円 |
送料 | 550円 ※都内23区限定バイク便8,690円 ※6ヶ月おまとめ処方なら送料無料 |
ピルの配送 | 最短翌日 |
支払方法 | ・クレジットカード ・銀行振り込み ・コンビニ後払い |
オンライン診療 | 対応 |
診療時間 | 8:00〜20:00 |
予約方法 | Web |
- はじめて割や学割などお得に購入できるサービスが充実
- ピル処方に特化したオンライン診察で安心
- まとめて購入や定期購入で送料・再診療無料
マイピルオンラインは、ピル処方に特化したオンライン診療で、必ず産婦人科の医師が診察とピルの処方に対応してくれるので安心です。
各種割引の充実で、初めてマイピルオンラインで低用量ピルを購入する方は初回1シート50%OFFの価格で購入することができます。
学生証を提示すれば送料が毎回無料になるので、低用量ピルは高くて購入しずらいという学生の方でも手軽に利用しやすいです。
また、6ヶ月分まとめて購入で送料・再診療無料、定期便で12ヶ月間再診療が無料になるので継続的なコストを抑えることができます。
継続的なコスト負担が少なく、専門医がピル処方に対応してくれるクリニックをお探しの方はマイピルオンラインを利用してみましょう。
まとめ
ここまで、低用量ピルの個人輸入の危険性や個人輸入以外で自宅から低用量ピルを購入する方法、おすすめのオンラインクリニックをご紹介してきました。
低用量ピルの個人輸入は偽物や粗悪品が届く可能性や重篤な健康被害につながるリスクが高いので、自宅で低用量ピルを購入したい方はオンラインクリニックを利用しましょう。
オンラインクリニックであれば、自宅などの好きな場所から自由な時間に受診できてクリニックや調剤薬局に行く手間を抑えることができます。
また、万が一副作用があっても医師や薬剤師に相談できるので安心です。
様々な理由で直接病院やクリニックへ行きたいない方や、手間を抑えて低用量ピルを購入したい方はオンラインクリニックの受診を検討してみてはいかがでしょうか。