GLP-1ダイエットの中でも、唯一錠剤で利用しやすい「リベルサス」ですが、飲み方を間違えると効果が出ないのはご存知でしたか?
そこで、こちらではリベルサスの効果的な正しい飲み方やいつ飲むのかとその理由を紹介していきます。
正しい飲み方を知りたい方や忘れてしまった方の参考になれば幸いです。
なお、リベルサス以外のGLP-1ダイエットについてはこちらのページでも紹介していますので、是非ご覧ください。
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【結論】リベルサスの正しい飲み方
リベルサスの正しい飲み方について紹介します。
リベルサスはその薬の成り立ちから特殊な服用方法をしますので、他の薬とは異なるタイミングでの服用になります。
最大限の効果を得るためにも、しっかり間違わずに服用してください。
1. 1日1回空腹時に服用する
リベルサスは1日1回空腹時に服用します。
特に、起床直後、朝食の30分以上前が最適です。
朝食までの30分の間に食事を胃に入れてしまうと、リベルサスに含まれる有効成分が胃酸で消化されてしまうため、体に吸収されなくなるからです。
そのため、リベルサスを飲んだあとは、薬効成分が体に吸収されるまで30分は空腹にしておくことが重要となります。
- リベルサスを空腹時に飲む理由
引用:MSD株式会社
2. コップ半分(120ml以下)の水で1錠噛まずに飲む
リベルサスはコップ半分(120ml以下)の水で1錠噛まずに飲むようにしてください。
水の量が限定されているのも薬の成分を体に最大限に吸収させるためです。水の量が多すぎると吸収効率が低下します。
また、薬を割ったり、口の中で噛み砕くのもダメです。効果が最大限に発揮されなくなります。
コップ半分(120ml以下)の水で1錠噛まずに飲みましょう。
3. 服用後30分は飲食禁止
リベルサスの服用後30分は飲食は禁止です。
服用後30分はリベルサスが体に吸収されていく大切な時間です。
リベルサスの効果を最大限に得るためにも、胃液でリベルサスを消化して効果をなくさないよう食事だけでなく水やサプリメントなども胃に入れないでください。
なお、高血圧など急を要する薬がある場合には、それぞれの薬を飲むタイミングについて医師に相談してください。
4. シートは縦に切らない
リベルサスを飲み進めていく中で、シートを切って小さくしたいという場合にはシートのミシン目に沿ってカットしてください。
ミシン目のない縦方向に無理にカットすると、薬が光に触れたり、湿気を吸ったりして劣化することがあります。
リベルサスの処方も偶数となっていて、シートを縦に切らないようなルールになっています。
保管の際にも同様にシートを縦に切らないでください。
リベルサスを飲むタイミング、飲み忘れた場合、保管方法などの注意点
リベルサスを飲むタイミング・飲み忘れた場合・保管方法などの注意点を紹介します。
飲むタイミング
朝食を食べない場合でもリベルサスは飲める
朝食を食べない場合でもリベルサスを服用することはできます。
通常、リベルサスを飲んだ後、長く空腹状態が続くと低血糖などの副作用を起こす可能性があります。
朝食を食べない場合でもリベルサスを服用することはできますが、服用後60分以内に何かをお腹に入れるのがおすすめです。
起きたら昼だった場合でもリベルサスは服用できる
いつも、起床直後にリベルサスを飲んでいるのに、お休みの日など目が覚めたら昼だったという場合、そこからリベルサスの服用をしていいか悩みますよね。
起きた時に空腹(前の食事から6時間以上開いている)状態であれば、昼に服用しても大丈夫です。
本来は、血中濃度の安定のために、毎日同じ時間帯に服用するのが好ましいのですが、多少時間がずれても服用できます。
リベルサスの寝る前の服用は避ける
寝る前にリベルサスを服用するのは避けてください。
リベルサスを飲んで長時間、空腹でいると低血糖になるリスクがあります。就寝前にリベルサスを飲むと夜間に低血糖になる可能性があるため避けてください。
寝る前にリベルサスを飲むのであれば、朝一番に飲めるようにリベルサスと120mL以下の水を用意しておき、朝起きてすぐに飲めるようにしておくのがおすすめです。
飲み方
水は多めに飲まない
リベルサスを飲むのは120ml以下の水にして、それ以上多くの水で飲まないでください。
リベルサスを多めの水で飲むと水で薬の効果が薄まってしまうので、薬効成分の吸収効率が低下します。
- リベルサス投与時の飲水量が経口セマグルチドの曝露量に与える影響
引用:MSD株式会社
リベルサスは1回に2錠飲まない
リベルサスは1回に2錠飲まないでください。
リベルサスを飲んでいるけれど痩せないという場合、2錠飲みたくなりますが2錠飲んではいけません。
リベルサス1錠に人1人が薬を吸収するための添加物が適量含まれています。
そのため、2錠飲んでしまうと添加物の量が2倍量になってしまうため、吸収に影響が出ます。
例えば、リベルサス7mgを2錠飲んでも、ちょうど倍の用量であるはずの14mgを1錠の効果は出ません。
効果が出ないという場合でも2錠飲んだりせずに、医師に相談して処方を変えてもらってください。
飲み忘れた場合
飲み忘れてしまった場合は1回お休み
リベルサスを飲み忘れてしまった場合は1回お休みしてください。
朝急いでいたり、何か突発事項が起こると飲み忘れてしまうことはありますよね。
気づいたタイミングが空腹時(前の食事から6時間以上経過)であれば、そのタイミングで服用が可能です。
しかし、気づいたタイミングが遅い場合には1回お休みして、翌日からいつも通りに服用します。
空腹時ではないのに服用したり、翌日2錠服用するなどはしないでください。
保管方法
子供の手の届かないところに置く
リベルサスを保管する際には子供の手の届かないところに置くようにしてください。
イタズラされてパッケージに穴が開くと、薬が湿気を吸ってしまうことがあります。
また、子供が口に入れてしまうと低血糖を起こす可能性がありますので、とても危険です。
光や湿気に触れないようにする
リベルサスは、光や湿気に触れないようにしましょう。
特に、リベルサスのシートはミシン目が入って横には切れるようになっていますが、縦にはミシン目はありません。
ミシン目のない縦方向に切ってしまうとシートの中に薬が密閉されない状態になります。
リベルサスは、光や湿気に弱い薬のため、薬が光や湿気に触れてしまうと本来の効果が発揮できない可能性があります。
シートに正しく入っている新しい錠剤を服用しましょう。
リベルサスの効果や副作用
リベルサスには、どんな効果や副作用があるのかを、こちらで紹介します。
リベルサスの効果
食欲低下
リベルサスの効果には、食欲低下があります。
これは、急激な血糖値の上昇を防ぎ、インスリンの分泌を活性化させる働きからきています。
血糖値が安定すると急激な空腹感が減少するため、食欲を感じにくくなり食欲が低下するのです。
自然と食欲が低下するため無理なく食事量を減らすことができます。
食事量の減少
リベルサスを飲むと胃腸の動きを緩やかにする効果があり、食べた物の消化が遅くなります。
また、満腹中枢に働きかけることで、空腹感を減らして食欲も抑えます。
血糖値の急上昇がなくなり太らない体質になる
リベルサスを飲むと血糖値の急上昇がなくなります。
血糖値が安定すると急激な空腹感が減少するため、食欲を感じにくくなります。
食欲のコントロールが可能になることで、健康的な食生活を維持しやすくなることが特徴です。
リベルサスの効果が現れるまでの期間
こちらはリベルサスを用いた研究「PIONEER1」の結果です。
リベルサスの効果は用量に従って体重減少の効果が現れます。
現在では多くのユーザーがリベルサスを利用したダイエットを行っており、多くは3mgを利用していますが開始後2~3ヶ月で効果を感じ始めたという方が多いと報告されています。
リベルサス「3mg」「7mg」「14mg」の違い
リベルサスの「3mg」「7mg」「14mg」は単純に用量の違いです。
初めてリベルサスを使う場合には、誰もが3mgから始まり、4週間飲んだ後で思う効果が感じられないという場合には7mgになります。
7mgを4週間飲んで効果を感じられないという場合には14mgを使用します。
なお、リベルサスは1錠で人体に吸収されやすいようにできていますので、2錠飲んでも2錠分の効果は出ません。
効果がないと感じた場合には、医師に用量を増やすべきか相談してください。
リベルサスの副作用
リベルサスの副作用は大きく2種類「消化器症状」「低血糖症状」が出る場合があります。
消化器症状は、吐き気、食欲低下、お腹の張り、便秘、下痢などです。これらの消化器症状が出た場合には、すぐに医師に相談してください。
低血糖症状には、動悸、冷や汗、ふるえ、空腹感、頻尿などがあります。これらの低血糖症状が出た場合には、ブドウ糖を含む食べ物や飲み物を摂取してください。
ブドウ糖は穀類やいも類、果物、はちみつなどに多く含まれています。症状が出たらすぐにこれらの食品を口に入れてください。ない場合は砂糖でも大丈夫です。
なお、症状が収まればその後はいつも通りにリベルサスを服用しても問題ありません。
- リベルサスの主な副作用 MSD株式会社
- 引用:MSD株式会社