肝斑やシミに効く？トラネキサム酸内服薬の効果的な飲み方・選び方を解説

肝斑やシミにはトラネキサム酸が効果があるといいますよね。

こちらの記事では、肝斑やシミに対するトラネキサム酸の効果的な飲み方や選び方を解説します。

肝斑やシミが気になっている方はぜひ、参考になさってください。

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肝斑・シミとは

最初に少し、肝斑（かんぱん）とシミについてご紹介します。

肝斑とシミは少し似ていますが、実際には少し異なります。

肝斑は、主に女性ホルモンバランスの乱れが原因で、顔面に左右対称に、ほぼ同じ形、大きさで現れるシミのようなもので主に30～40歳代に発症することが多く、閉経とともに薄くなったり、消えたりします。

症状に季節的変動があり、夏季に増悪するので夏になると気になる方が多いようですが、シミは残念ながら変動せずいつも同じ濃さで存在します。

トラネキサム酸とは

続いて、肝斑やシミに効くというトラネキサム酸がどういうものか簡単にご紹介します。

トラネキサム酸はアミノ酸の一種ですが、出血を止める効果があることから炎症を抑えお肌が白くなります。

肝斑の治療については、レーザー治療よりも先に、トラネキサム酸が処方されるのが一般的です。

トラネキサム酸の肝斑がシミに効果がある理由

トラネキサム酸の肝斑がシミに効果がある理由ですが、紫外線を浴びたお肌はプラスミンという血液中に存在するタンパク質分解酵素が活性化します。

プラスミンが活性化されると、メラノサイトというメラニンを作る細胞が活性化され「シミ」を作ります。

ここに、トラネキサム酸を服用すると、トラネキサム酸がプラスミンの働きを抑えるため、メラニンが作られにくくなり、肝斑やシミが薄くなっていくという原理です。

肝斑やシミに効くトラネキサム酸の選び方

トラネキサム酸には先発薬と後発薬という差だけでなく、後発薬にもいくつか種類がありますので、選択肢をいくつかご紹介します。

1.形状から選ぶ

トラネキサム酸の内服薬には3つの種類があります。「錠剤」「カプセル」「粒剤」です。

美白のための美容内服薬としては、飲みやすい「錠剤」「カプセル」が処方されることが多いと思います。

トラネキサム酸は少し苦味があるので、苦味が味が気になる場合には「錠剤」よりは「カプセル」にする方が味が感じづらいのですが、「錠剤」でもフィルムコーティングしたものがあるので、苦味が気になる場合には医師に相談してみましょう。

2.配合成分から選ぶ

トラネキサム酸を選ぶ場合には配合成分から選びましょう。

処方薬の有効成分は、トラネキサム酸のみですが、市販薬の場合には他の有効成分が入っている場合もあります。

有効成分の数が多くなると、トラネキサム酸そのものの含有量が減ってしまいます。

処方薬の場合には、1錠で様々な効果を得るのではなく、トラネキサム酸と相性の良い「シナール（ビタミンC）」「ユベラ（トコフェロール：ビタミンE）などと一緒に処方されることが多くなります。

どちらも良いのですが、市販薬よりは処方薬の方が効果が高くなることは事実です。

3.価格から選ぶ

通販でトラネキサム酸を購入する場合には、「オンライン診療」「通販サイト」「個人輸入サイト」などで購入することになります。

その場合「オンライン診療」「個人輸入サイト」では、医薬品、「通販サイト」では市販薬を購入することになります。

「個人輸入サイト」では、海外の医薬品が届きますが、「オンライン診療」の場合は、医師の診察の上、日本で使用が許可された医薬品が処方され、アフターケアもありますので「オンライン診療」の方が安いと言えます。

ちなみに、当サイトで美容内服薬におすすめのオンライン診療はこちらで紹介していますので、よろしければご確認ください。

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肝斑やシミに効果的なトラネキサム酸の使い方

トラネキサム酸の飲み方は普通のお薬と変わりません。

トラネキサム酸は、250mgと500mgがありますが、成人の場合1日に750〜2,000mgを3〜4回に分けて水かぬるま湯で服用します。

飲み忘れた場合には、気づいた時に飲んでも問題ありませんが、次の服用時間が迫っている場合には1回お休みしましょう。

なお、トラネキサム酸は止血作用があるので、止血薬であるトロンビンとは一緒に服用できません。

また、圧迫止血の処置中の場合や、腎不全の場合は医師の指示に従ってください。

トラネキサム酸の副作用

トラネキサム酸は副作用が出にくい薬ではありますが、「食欲不振、悪心、嘔吐、胸やけ、眠気、そう痒感、発疹」が出る場合があります。

もし、副作用を感じた場合には服用をやめて、処方医に相談をしましょう。

また、トラネキサム酸は血栓を作る場合があるため、血栓ができやすい人は服用を避けることをおすすめします。

ピルも血栓を作りやすい薬ですので、併用は危険です。

肝斑やシミにさらに効果的なトラネキサム酸治療とは

肝斑やシミにトラネキサム酸はよく効くのですが、ほかにプラスするとさらに効果を上げる薬があります。

肝斑やシミの治療の場合、一般的にはトラネキサム酸の効果を上げるため「シナール（ビタミンC）」「ユベラ（トコフェロール ビタミンE）が処方されます。

この3つのお薬の相乗効果で、肝斑やシミにより効果を出すのです。

症状によっては他の薬が処方されることがあるので、医師とよく相談してみてください。

トラネキサム酸内服薬のよくある質問