AGAは発症したら終わり?治る?完治した人は!特徴・原因・治療法を紹介

AGA発症したら終わり

「AGAは発症したら終わり」と思っていませんか?実は適切な治療で改善できる可能性があります。AGAの特徴や原因、効果的な治療法や予防法も詳しく解説します。

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「AGAを発症したら終わり」と言われる3つの理由

AGAを発症したら終わり

「AGAを発症したら終わり」と言われるには3つの理由があります。この3つの理由についてご紹介します。

1. AGAは治療しないと進行するため

AGAは進行する

AGAは治療をしないと進行して止めることができないため、「AGAを発症したら終わり」と言われてしまいます。

その進行スピードには個人差がありますが、数年単位で進み発症から5年ほどで薄毛だと認識できる程度になります。

数日・週週間で進むものではありませんが、「最近、抜け毛が多いかも?」と思った時点で治療を始めることで抜け毛を止めることができるんです。

AGA治療には、抜け毛を止める「薄毛予防」と、髪の毛を増やす「発毛治療」に分かれます。

早めに治療を始めると抜け毛を止めるだけの「薄毛予防」の治療のみで改善することもあり、発毛治療の必要がなくなって安く短期間でのリカバリが可能となります。

2. AGA治療を始めても効果を感じるまでに時間がかかるため

AGA治療効果

AGA治療を始めても効果を感じるまでに時間がかかります。なかなか、効果が実感的できないことが「AGAを発症したら終わり」と思われる理由のひとつでしょう。

抜け毛を止める「薄毛予防」では、「フィナステリド製剤」「デュタステリド製剤」を使用するのが一般的ですが、どちらも効果の実感までには6ヶ月の治療が必要です。

髪の毛を増やす「発毛治療」は「ミノキシジル製剤」を使いますが、ミノキシジルも同様に効果の実感までには6ヶ月〜1年の治療が必要となります。

つまり、薄毛が進行してから治療を始めると、それ以降少なくとも半年は薄毛を意識しながら生活をすることになります。

3. AGA治療で効果が出ても止めるとまたハゲるため

AGAは進行する

AGA治療で効果が出ても治療を止めるとまたハゲます。治療に終わりがないことが「AGAを発症したら終わり」と言われる最大の理由だと思われます。

AGAは進行性するもので、AGA治療では薬によって進行を止めますが、根本的にAGAを治療するわけではないのです。

AGA治療薬を飲むのをやめると、またAGAが進行を開始します。

ですから、薄毛に戻らないためにはAGA治療を続ける必要があるのです。

AGAとは「男性型脱毛症」のこと

AGAとは「AndrogeneticAlopecia:男性ホルモン型脱毛症」のことで、男性ホルモンに起因する脱毛症です。

成人男性の3人に1人はAGAと言われ、多くの成人男性を悩ませせています。

1.AGAとは「男性型脱毛症」のこと治療しないと進行するという特徴がある

AGAについては脱毛パターンや進行パターンが解明されています。

AGAの脱毛パターンは3つ

AGA脱毛パターン

AGAの脱毛パターンは3つしかありません。脱毛パターンは「M」「O」「U」です。

「M」は、額の両側が後退していくことから始まり、ついで頭頂部が脱毛し、最終的には後頭部と側頭部の下部のみの髪を残して抜け落ちます。

「O」は、頭頂部から脱毛が始まり徐々にその範囲が大きくなり、最終的には後頭部と側頭部の下部のみの髪を残して抜け落ちます。

「U」は、前頭部が後退していくことから始まり、徐々に後方に向かって頭頂部が脱毛し、最終的には後頭部と側頭部の下部のみの髪を残して抜け落ちます。

つまり、どのパターンで脱毛が始まっても最終的に残る髪の毛は「後頭部と側頭部の下部のみ」となります。

AGAの進行パターン

AGA進行パターン

こちらのAGAの進行パターンの図について、文章で説明すると以下のようになります。

症状
I型額の生え際が徐々に後退していく。
II型I型が進行して額の生え際の後退がひどくなる。
III型頭頂部の髪の毛は残っている。
IV型III型が進行して額の生え際が大きく後退していき、頭頂部も薄くなっていく。
V型IV型が進行して前頭部と頭頂部の薄毛が広がる。
VI型前頭部と頭頂部の薄毛が進行し、薄毛になりにくい側頭部の毛髪が残る。
VII型額〜頭頂部〜後頭部にかけて毛髪がなくなる。
IIa型額のM字部分と中心が後退する。
IIIa型IIa型が進行して、額から頭頂部にかけて薄くなる。
IVa型IIIa型がさらに進行して、耳から前の前頭部が全体的に薄くなる。
Va型IVa型が進行して、後頭部にも薄毛が広がる。
II Vertex型額のM字部分の後退とともに頭頂部も薄くなる。
III Vertex型II Vertex型が進行して、額のM字部分と頭頂部の薄毛が目立つようになる。

日本人と欧米人では進行パターンが一部異なる部分がありますが、こうした進行パターンについても解明されています。

医師が見れば詳しく触診しなくても進行状況がわかるため、オンライン診療でも治療が始められます。

2.AGAの原因とメカニズム

AGAとは

男性ホルモンが髪の成長を阻害する

AGAの主な原因は、テストステロンという男性ホルモンが体内にある5αリダクターゼという酵素が結びついてできる「ジヒドロテストステロン(DHT)」です。

この「ジヒドロテストステロン(DHT)」が、毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結びつくことで「脱毛シグナル」が発せられ、毛周期で成長期にある髪の毛が太く長くならないうちに抜け落ちてしまいます。

髪が細く短い産毛のうちに抜け落ちてしまうため、頭皮が目立つようになってきます。ちなみに、この細く短い産毛は徐々に見えないほど細くなっていきます。

血流が悪くなり発毛ができなくなる

AGAの原因には頭皮の血流が滞ることもあります。

血流が滞ると、髪を生やす毛乳頭に栄養が送られず弱ってしまうため発毛ができなくなります。

3.AGAの治療方法は「内服薬・外用薬」「注入治療」「植毛」

AGAの治療方法には、「内服薬・外用薬」「注入治療」「植毛」があります。それぞれの治療について見ていきましょう。

内服薬・外用薬による治療で薄毛を止めて発毛を促進する

AGA治療とその効果

内服薬外用薬による治療で薄毛を止めて発毛を促進します。

治療薬には抜け毛を止める「フィナステリド製剤(プロペシアなど)」「デュタステリド製剤(ザガーロ)」の内服薬があります。

このほかに、発毛を促進する「ミノキシジル製剤」がありますが、こちらには内服薬と外用薬があります。ミノキシジルは外用薬には国内承認薬がありますが、内服薬は国内では承認されたものがありません。

そのため、クリニックが独自に安全性を確認した海外製の未承認薬が処方されます。

なぜ、国内未承認薬の内服薬を処方するかといえば、内服薬は体内から効果を促進するため、頭皮に塗るだけの外用薬の約6倍もの効果があると言われるほど効果があるためです。

注入治療で発毛を加速する

メソセラピー効果

注入治療は内服薬や外用薬に加えて使用することで発毛を加速します。

注入治療はメソセラピーやHARG療法などと呼ばれていますが、頭皮に直接薬液を注入します。

薬液は、ミノキシジルや幹細胞エキス・エクソソームなど様々ありますが、頭皮に栄養を直接供給することで発毛を加速することができます。

植毛でAGAに影響されない髪を植える

自毛植毛効果

植毛でAGAに影響されない髪を植えることで、薄毛部分の見た目を整える外科治療になります。

AGAの影響を受けるのは、頭部の前頭から後頭部の上部までとなり、側頭部と後頭部の下部はAGAの影響を受けません。

このAGAの影響を受けない部分の髪の毛を毛穴ごと薄毛部分に移植することで髪の毛を生やすことができます。

植毛した毛穴はAGAの影響はうけませんが、元々の頭皮はそのままAGAが進行するため、植毛を行なってもAGAの治療は必要になります。

AGA治療におすすめのクリニックについては以下のページで紹介していますので、ぜひ参考になさってください。

dwc-hair

この記事では、AGA治療でおすすめのクリニックを厳選してご紹介しています。AGAかな?とお悩みの方のお役にたてれば幸いで…

AGAの主な原因は「母方の遺伝」

AGA は母方から遺伝

AGAの主な原因は「母方の遺伝」です。

AGAの発症には、X染色体上の遺伝子が関与しています。X染色体は母親から受け継ぐため、母方の家族歴がAGAの発症リスクに大きく影響します。

つまり、「うちの親父ハゲてるから、俺もやばいわ!」ということはなくて、注視すべきは母方のおじいさんや伯父さん・叔父さんなのです。

母方に薄毛の方がいらしたら、AGAの遺伝要素を持っています。

AGAの遺伝要素を持っていると必ずしもAGAを発症するとは限りませんので、生活環境を整えるなど生活面などに注意しながらケアしていきましょう。

AGAセルフチェックの方法

AGA自己診断

こちらのセルフチェックで1つでも当てはまると、AGAになっている可能性があります。

気になることがあれば、早めにクリニックを受診して薄毛が目立たないうちにしっかりケアしましょう。

AGAの予防はストレスのコントロールが鍵

AGA治療のために生活習慣を改善する

AGAの予防はストレスのコントロールが鍵となります。

ストレスというのは精神的な問題だけではなく、体が感じる無理もストレスとなります。

体がストレスを感じると血流が滞ります。頭皮の血流が滞ると毛乳頭に十分な栄養が供給されなくなり抜け毛薄毛につながることがありますので、規則正しい生活を心がけましょう。

AGAに関するよくある質問

AGAは完治しますか?

AGAは完治しません。AGA治療薬の服用をやめると、またAGAが進行するため維持治療が必要です。

AGA治療は一生続くのですか?

AGA治療薬の服用をやめると、またAGAが進行するためAGAが進行を食い止めたい場合にはAGA治療を続ける必要があります。

AGA治療のやめどきはいつですか?

個人ごとに異なります。AGA治療薬の服用をやめると、またAGAが進行しますが3〜6ヶ月ほど治療した後、発毛治療が不要になった際には発毛治療をやめて、維持のための治療を続けるということは可能です。

頭頂部や側頭部の薄毛がAGAじゃなかった場合何が考えられる?

頭頂部や側頭部の薄毛がAGAじゃなかった場合には他の影響が考えられます。

頭頂部の場合ストレスや生活習慣の乱れや、加齢の影響が考えられます。

側頭部の薄毛はストレスや生活習慣の乱れ以外に、甲状腺機能異常症や蛇行性脱毛症などの可能性があります。 内科の受診をおすすめします。

まとめ:AGAは発症したら終わりなのか?

AGAは発症したらそのまま薄毛が進行しつづけます。

AGA治療を始めればAGAの脱毛の原因を止めることができるので、時間をかけて髪は徐々に増える実感を得ることができます。

しかし、根本治療ではないため治療をやめると、またAGAの進行が始まり脱毛し始めます。

AGAが進行してから治療を始めると、治療費も高額で髪の毛を取り戻すまでに時間がかかります。

それほどAGAが進んでいないうちに治療を開始すれば、治療費が高額にならずに済むので気になった時に治療を始めるのがおすすめです。

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