低用量ピルの服用中にお酒を飲んでもいいのか気になる方も多いと思います。
低用量ピルの服用中にお酒を飲んだ場合の、効果・副作用への影響・注意点についてご紹介致します。
この記事では以下のことがわかります。
「低用量ピルを飲みたいけど、どこで処方してもらうのが良いの？」「どこで処方してもらっても値段は同じ？」と気になる方も多いのではないでしょうか。この記事では低用量ピルを処方してもらえるおすすめクリニックを11選紹介していきます。[…]
低用量ピルの服用中にお酒を飲んでも基本的には問題なし
- 低用量ピルの服用中にお酒を飲むことは問題なし
- 低用量ピルとお酒を一緒に飲むと副作用が強く出る可能性あり
- 低用量ピルはお酒で飲まず水で飲むこと
低用量ピルの服用中にお酒を飲んでもピルの効果に影響はないと言われています。しかし、以下のことに注意しましょう。
アルコールと低用量ピルを一緒に飲むと低用量ピルの分解が遅れることもあります。
そうなると低用量ピルの血中濃度が高くなるので副作用が強く出る可能性もありますので、低用量ピルをお酒で飲んだり、服用後すぐの飲酒などは避けます。
低用量ピルは必ず水で飲みましょう。
低用量ピル服用中の飲酒に関する注意点
低用量ピル服用中の飲酒に関して、注意点と対処の仕方について順にご紹介致します。
飲酒で下痢・嘔吐した場合
- 2時間以内に下痢・嘔吐があれば1錠追加で服用をする
（低用量ピルの成分が適切に吸収できない可能性あり） - 飲酒が原因の下痢や嘔吐があるため、低用量ピルの服用は飲酒直後は避けて3時間は空ける
低用量ピルの服用から2時間以内に下痢・嘔吐をすると低用量ピルの成分が体内に吸収されていない可能性が出てきます。
その場合充分な避妊効果を得ることができなくなることもあるので、念のために1錠追加で服用をするとよいでしょう。
軟便程度なら大丈夫と言われています。
飲酒が原因で下痢や嘔吐をする場合もあるため、飲酒直後の低用量ピルの服用は避けて、3時間は空けるとよいでしょう。
酔ってピルの服用を忘れる
- 飲酒で酔ってうっかり低用量ピルの服用を忘れることに注意
- 低用量ピルの飲み忘れが当日中であれば、気づいた時点で早めに飲む
飲酒で酔ってうっかり低用量ピルの服用を忘れたりする恐れがあります。
低用量ピルの飲み忘れで十分な避妊効果を期待できないことにならないように注意が必要です。
もし低用量ピルの飲み忘れが当日中であれば、気づいた時点で早めに飲みましょう。
血栓症のリスクが高まる
- 利尿作用のある飲酒により脱水症状が出やすくなり、血栓が出来やすくなる
- 血栓の原因となる血行不良を防ぐために飲酒時は水を飲んで水分を補給すること
飲酒すると利尿作用が高まります。
さらにアルコール分解時に水分を必要とするので脱水症状を引き起こしやすくなります。
脱水症状は血流の悪化の原因となり、血栓ができやすくなるので飲酒時は一緒に水を飲むようにしましょう。
お酒の利尿作用で飲んだ分以上の水が体から出ていくので、水を飲んで補います。
中用量ピルの服用時の飲酒は注意
中用量ピルはホルモン量が多いピルなので飲酒が副作用に影響し、副作用が強く出る場合があるので注意が必要です。
またお酒の飲み過ぎで万が一吐いてしまったらピルの効果が得られなくなる可能性があります。
お酒の飲み過ぎには注意しましょう。
アフターピル服用後2時間は飲酒NG
- アフターピル服用後は2時間は飲酒を避ける
（飲酒により吐き気や嘔吐などの副作用が強く出る場合もある） - アフターピルの服用後2時間以内に吐いてしまったらもう一度服用すること
アフターピル服用後の飲酒は避けましょう。
飲酒により吐き気や嘔吐などの副作用が強く出る場合もあります。
もしアフターピルの服用後2時間以内に吐いてしまったら薬の十分な効果を得られない可能性があるため、もう一度服用する必要があります。
ピル服用中の飲酒に関するよくある質問
ピルと一緒に飲むとピルの避妊効果が弱まったり、一緒に飲んだ薬の作用が強くなったり弱くなったりする薬や健康補助食品があります。効果に影響が出る可能性がある薬は以下の通りです。
・副腎皮質ホルモン（ステロイド）：ステロイドの作用が強まる可能性あり
・喘息の薬（気管支拡張剤 テオフェリン）：テオフェリンの作用が強まる可能性あり
・抗生物質：ペニシリン、テトラサイクリン
・セイヨウオトギリソウ（セントジョーンズワート）を有する食品そのほか
・うつ病の薬
・免疫抑制剤
・高血圧の薬
・結核の薬
・てんかんの薬
・胃酸を止める薬
・真菌症の薬
・糖尿病の薬
・HIVの薬
・モルヒネ
・消炎鎮痛剤 等
そのため、「お酒が飲めなくなった・弱くなった」と感じる方もいるかもしれません。ですが、個人差があるため一概には言えないようです。
それにより、ピルの副作用も強くなる恐れも。
ピル服用中はグレープフルーツジュースも避けましょう。
まとめ
・低用量ピルの服用中の飲酒は問題なし：ただしピルは水で飲むこと
・低用量ピル服用中に嘔吐や下痢をした場合：2時間以内の下痢・嘔吐は1錠追加
（下痢や嘔吐のリスクを避けるためピルの服用は飲酒から3時間は空ける）
・ピルの服用を忘れたら飲み忘れが当日中であれば、気づいた時点で早めに飲む
・飲酒で血栓症のリスクが高くなるので飲酒時は水を飲んで水分を補給すること
・中用量ピルは飲酒が副作用に影響し、副作用が強く出る場合がある
・アフターピル服用後は2時間は飲酒を避ける
（服用後2時間以内に吐いたらもう一度服用する）
低用量ピルの服用中にお酒を飲んだ場合の、効果・副作用への影響・注意点については以上です。
飲酒はピル服用時でも基本的には問題ありません。
飲酒による飲み忘れや下痢・嘔吐でピルの避妊効果が得られなくなることに気をつけるようにしましょう。
気になることや心配な点は、かかりつけの医師に尋ねることをおすすめします。