歯茎の変色部分に薬剤を塗ってピーリングを行います。フェノールという薬剤を塗った部分が白くかさぶたのようになり、それが薄皮として数日後に剥がれます。その後、組織の再生する力を利用して歯茎を健康的なピンク色へ戻す治療法です。
変色の深さにもよりますが、通常は1~2回でキレイなピンク色になります。
歯茎の黒ずみの原因は、大きく分けて次の4つに大別されます。

紫外線:歯茎が紫外線を吸収することで、メラニン色素が沈着して色が黒ずんでしまう。
口呼吸:口呼吸は、歯肉が頻繁に外気に触れるため、乾燥する傾向にあります。歯肉が乾燥すると、外からの刺激を受けやすい状態となるため、メラニン色素の生成が活性化されて、色素沈着が起こりやすくなります。
歯周病:歯周病の炎症が進んで、歯周組織の破壊がはじまると、歯肉がぶよぶよした柔らかい状態になって、赤みを帯びていた歯肉が黒っぽい紫色に変化します。
喫煙・受動喫煙:タバコに含まれるニコチンの影響によってメラニン色素が増えることで、歯肉の色素沈着が起こりやすくなります。また、受動喫煙も影響を与えます。