セラミック矯正の費用相場や治療期間は?治療の流れや注意点も解説

審美歯科 セラミック矯正

八重歯のセラミック矯正費用はいくら?

セラミック矯正で白く美しい歯にしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?

歯がキレイに生まれ変わるだけで自信を持って笑顔になれるセラミック矯正は近年多くの方に選ばれる治療法です。

しかし、費用がどのくらいかかるかよく分からなくて不安だという方もいらっしゃるはず。

セラミック矯正は通常のワイヤーを使用した歯列矯正と違って、被せ物をして歯並びをよく見せ、健康的な歯の印象を与えるものなので、比較的リーズナブルな価格で行うことができます。

この記事では、セラミック矯正の費用相場と治療期間についてご紹介します。

治療の流れだけでなく、知っておかなくてはならない注意点についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

セラミック矯正とは?

セラミック矯正とは?

セラミック矯正とは従来のワイヤーなどを使用した矯正治療とは根本的に異なり、歯を削ってセラミックの被せ物や詰め物をするための土台を作り行う施術のことをいいます。

数年という長期間をかけて歯並びを矯正する歯列矯正とは違い、治療期間も圧倒的に短く済むため芸能人などにも多く選ばれる治療方法です。

しかし、骨格の問題による歯列を矯正することはできず、あくまで歯並びをキレイにしたり歯の見た目を良くするための治療法であるため矯正治療というよりは、審美治療であるといえます。

セラミック矯正のことを深く理解することで、よりキレイな歯を手に入れるための選択肢が増えるだけでなく、笑顔溢れる素敵な日常を送れるための1歩となるので、この機会に理解しておくようにしてくださいね。

セラミック矯正の治療期間

セラミック矯正の治療期間

セラミック矯正は、従来の歯並びを矯正するための装置を付けて数年という長い期間をかけてゆっくりと整えていく矯正とは違い、生えている歯を削って土台として利用し、セラミック製の被せ物(クラウン)をして歯並びを整える方法でクイック矯正ともよばれています。

セラミック矯正の治療期間は一般的に数ヵ月程度の期間で治療が完了します。

虫歯がある場合や、本数などに応じて治療期間は変動しますが歯の根に何の問題もなく仮歯でトラブルも起きなかった場合には最短で2週間から3週間程度の短期間でセラミック矯正が完了するケースもあります。

セラミック矯正のデメリットは、健康な歯を削らないといけないことです。マウスピース矯正も歯を動かすために、歯の隙間を削ったりしますが、セラミック矯正も同様に、削って隙間を作って、その上にセラミックを被せる治療になります。

セラミック矯正の費用相場

セラミック矯正の費用相場

セラミック矯正は短期間での矯正が可能で、見た目も天然歯のような仕上がりで人気のある矯正方法の1つですが、どのくらいの費用がかかるのか不安に思われている方も多いのではないでしょうか?

セラミック矯正にかかる費用相場を種類ごとにご紹介します。

以下でご紹介する費用はあくまで一般的な治療費(税別)であることはあらかじめご了承ください。

オールセラミック

オールセラミックは全体がセラミック(陶器)でできており、生体親和性が高く天然歯のような色合いと質感で違和感がないという特徴が人気の素材です。

金属アレルギーの方にも使用することができますが、比較的硬度が低いため、奥歯などの嚙み締めたり、硬いものを噛んだりする箇所には不向きだとされています。

オールセラミックの費用相場は詰め物であるインレーは1本あたり4万円から8万円、被せ物の場合、1本あたり8万円から18万円程度が相場といわれています。

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは表面がセラミック、内側が人工ダイヤモンドでできているため硬度が高いため奥歯の詰め物などに用いられることが多い素材です。ジルコニアセラミックの相場は1本あたり15万円から17万円程度でオールセラミックよりも高額になりやすいという特徴があります。

ニケイ酸リチウムガラスセラミック

ニケイ酸リチウムガラスセラミックで作られた素材はe-maxとよばれ前歯などによく使用されます。費用相場は1本あたり5万円程度と比較的リーズナブルな価格。柔らかすぎず硬すぎないので強い力がかかったときにも自分自身の歯を傷めることがないという特徴があります。

セラミック矯正のメリット・デメリット

セラミック矯正のメリットデメリット

セラミック矯正は忙しい方でも短期間で歯並びをキレイに、白くすることができる画期的な治療方法で人気があり、多くの方から選ばれ続けています。

あなたの周りでも実際にセラミック矯正を行っているという友人や知り合いも多いかもしれませんね。

しかし、セラミック矯正にはメリットだけでなくデメリットもあるということを忘れてはいけません。

セラミック矯正を行った後に後悔することが絶対にないように、どのようなデメリットがあるのかということについて理解しておくことが、なによりも重要なことです。

以下では、セラミック矯正におけるメリットやデメリットについてまとめています。

メリット

セラミック矯正のメリット1つ目は通院回数が少なく忙しい方でも行うことができるということです。

神経を処置する場合には回数が増えることもありますが、最短2回でセラミック矯正を行なえるというのは忙しい方にとって大きなメリットですよね?

また2つ目のメリットは、矯正治療における歯の痛みや違和感が少ないということです。

矯正というとどうしても装置がついてしまうので違和感を感じるだけでなく、人目を気にして食事をしずらかったり、人前で笑うのを躊躇ったりしてしまう方が多いのも事実。

しかしセラミック矯正は仮歯の段階でも違和感が全くないので、これまでの日常と同じように過ごすことができます。さらに、矯正装置でジワジワと引っ張られる感覚もなく痛みを感じることもないのはうれしいですよね。

デメリット

セラミック矯正のもっとも大きなデメリット。それは健康な歯を削らなくてはならないということです。歯は削ってしまうと二度と同じ歯に戻ることはありません。

セラミックの被せ物を固定するための土台を作るために健康な歯を削る必要があるので、削る量もかなり大きくなってしまいます。

2つ目のデメリットは神経を取らなくてはいけない場合があるということです。神経を取ってしまった歯の寿命はかなり短くなると一般的にはいわれています。不用意にとることだけは絶対に避けるようにしましょう。

3つめのデメリットはセラミックの歯は一生ものではないということです。今生えている歯は一生ものですが、セラミックは陶器なので硬いものを強く噛み締めたり、物にぶつかってしまったりすると欠けてしまうことがあります。

この場合にはまた1からやり直しとなってしまうので注意が必要です。また時間が経ってくるとセラミックと歯の間に段差が出てくることがあり、汚れが詰まりやすくなってしまったり、見た目が悪くなる場合もあるのでメンテナンスする必要があります

セラミック矯正と他の治療方法の比較

セラミック矯正と他の矯正方法の比較

セラミック矯正と歯列矯正はどちらも矯正という言葉で表現されていますが、根本的に治療方法が違います。ワイヤーやマウスピースを使った歯科矯正は歯を徐々にずらして噛み合わせや歯並びを改善していくというものです。

セラミック矯正は、歯を削ってセラミック製の被せ物を入れて見た目を整えるという治療なので、根本的な噛み合わせの治療や骨格の改善などを行うことはできません。

セラミック矯正では、出っ歯や傾いている歯、すきっ歯なども治すことができますがすべて軽度な症状のみ対応することができます。

骨格が起因する症状の場合には別の治療法で根本的に改善していく必要があるので信頼のできる歯科医院やクリニックに相談することがなによりも大切なことです。

セラミック矯正費用の支払い方法

セラミック矯正費用の支払い方法

セラミック治療は一般的な矯正治療よりもリーズナブルな価格で行うことができる治療ですが、それでも経済的な負担が大きいことには変わりありません。

どのような支払い方法があるのか、少しでも負担を減らす方法についてご紹介します。

現金払い

セラミック矯正にかかる費用は矯正治療の中でも安価な方ですが、それでも十数万円かかってしまう治療です。

経済的に余裕がない場合には無理に現金で支払うのではなく、その他の支払い方法を選ぶことも選択肢のひとつです。

クレジットカード

まとまった金額を用意できない時などには、クレジットカードで分割払いするのが便利です。返済計画を立てることで無理なく矯正にかかった費用を支払っていくことができます。

またカードの種類によってはポイントや特典も加算されるのでお得に支払うことが可能です。

しかし、分割払いを行うといってもリボ払いなどにしてしまうと金利ばかりが高くて元金がいつまでたっても減らないというリスクがあるので、リボ払いは避けるようにしましょう。

デンタルローン

クレジットカードを持たない方でも利用することができるオススメの支払い方法で、金利手数料を安く抑えることができます。

デンタルローンは多くの医院が特定の信販会社と提携して手続きできるよう配慮されています。

クレジットカードの金利手数料が年利10%から18%ですが、デンタルローンは8.5%と低く、分割払いも設定することができます。

医療費控除を利用する

支払い方法とは少し違いますが、歯列矯正にも医療費控除を利用することができます。

医療費控除とはその年の1月1日から12月31日までの1年間に支払った医療費が10万円を越えている場合に一定の金額の所得控除を受けることができる制度です。

セラミック矯正は審美治療だから医療控除が受けられるか心配だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、セラミック矯正も通常の医療行為にあたるので医療控除の対象として認められるのでご安心ください。

セラミック矯正治療の流れ

セラミック矯正治療の流れ

セラミック矯正治療の流れはとてもシンプルです。通院回数はもっとも短い方で2回で済む場合もあり、期間に関しても短くて2週間程、通常の場合でも1ヵ月から2ヵ月で完了することができます。

セラミック矯正治療の流れは以下の通りです。

カウンセリング

歯並びや歯の形や色などを確認して、現在の悩みや希望をしっかりとヒアリングを行います。

金額などを確認して納得した段階で初診を行い虫歯などの優先事項がない場合に仮歯のための型をとります。

仮歯のセット

初回の型をもとに歯並び改善後のチェックのための仮歯をセットし経過を観察します。

セラミックの歯をセット

1週間程度の期間を開けてセラミックの歯をセットし、数週間で馴染んでいるかを確認。経過観察を行って痛みや不具合がないかをチェックします。

セラミック矯正に適している人

セラミック矯正治療に適している人

セラミック矯正はオールセラミックの場合、金属アレルギーで銀歯を付けることができないという方でも治療することができます。

また自然な見た目で歯の隙間や欠けを改善したいという方にとって、セラミック矯正は本来の天然歯のような見た目で仕上がるため歯のコンプレックスがなくなり自分に自信が持てるようになります。

セラミック矯正の注意点

セラミック矯正治療の注意点

セラミック矯正を検討するときに絶対に知っておかなければならないことは、健康な歯を削る必要があるということです。

セラミック歯を被せる土台を作るために必要不可欠なことですが、一度削っていしまった健康な歯は二度と元には戻らないということだけはしっかりと理解しておきましょう。

そのためにもセラミック矯正を行う歯科医院やクリニックを選ぶときには、心から信頼できるところを選ぶことが重要です。

セラミック矯正の費用相場や治療期間についてのまとめ

セラミック矯正の費用相場や治療期間まとめ

この記事ではセラミック矯正にかかる費用や治療期間についてご紹介しました。セラミック矯正が初めてだという方にとっては不安なことも多いかと思います。

まずは歯科医院やクリニックでセラミック治療のことについて質問してみるのをおすすめします。

WITH DENTAL CLINICでは、深い専門知識を有したスタッフが小さな疑問や不安にも徹底的に寄り添い御相談をお受けいたします。

白くキレイな歯並びの歯を手にして、これまでよりもずっと自信に満ち溢れた毎日を過ごせるようにしましょう。

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