近年、SNSや雑誌などで「口ゴボ」という言葉を見聞きする機会が増えています。ただし、「口ゴボ」は正式な歯科用語ではありません。歯科では、口元が前に出て見える状態を「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」や「上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)」などと表現することがあります。
ここでは、一般的に「口ゴボ」や「ゴボ口」と呼ばれる状態について、詳しく解説します。
横顔の口元がEラインよりも外側に出ていること

「口ゴボ」は俗称であり、医学用語のように明確な定義があるわけではありません。一般的には、次のような状態を「口ゴボ」と呼びます。
・唇を閉じたとき、横顔の口元が前方にふくらんで見える
・鼻先と下顎の先端を結んだ直線である「Eライン」よりも、唇が外側に出ている
Eラインとは、横顔を見たときに鼻先から顎先までを結んだ線のことです。理想的な横顔は、唇がEラインよりもやや内側にある状態といわれています。そのため、唇がEラインより外側に出ている場合、口ゴボと呼ばれることがあります。
口ゴボの例を見てみたい方は、「口 ゴボ 美人」「口ゴボ 芸能人」などで検索すると、さまざまな顔貌を確認できます。ただし、顎が小さい、または顎が後方に位置しているように見えることから、正面から見て口ゴボといわれているケースもあります。
口ゴボかどうかは、基本的に真横から見た際の口元の位置で判断します。検索結果に出てくる方が、必ずしも口ゴボに該当するとは限らない点を覚えておきましょう。
口ゴボかどうかの確かめ方
「私は口ゴボなのかな?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。ここでは、自分で口ゴボかどうかを確認する方法をご紹介します。
簡単にできる方法なので、ぜひ試してみてください。
方法①:定規やペンを使う
・定規やペンなど、まっすぐなものを用意します。
・横顔の状態で、鼻先から顎先までを結ぶように定規やペンを当てます。
・唇が定規やペンに軽く触れる、またはやや内側に収まっていれば、理想的なEラインに近い状態です。
・唇が定規やペンよりも大きく外側に出る場合は、口ゴボの傾向があると考えられます。
方法②:横顔の写真で確認する
・横顔の写真を撮影します。
・写真を印刷し、鼻先から顎先までを直線で結びます。
・唇と線の位置関係を確認します。
このほか、鼻から下がやや長く見える方や、唇を閉じたときに下顎に梅干しのようなシワができる方も、口ゴボの傾向があるといわれています。
マウスピース矯正(口ゴボ)の症例とは?
口ゴボには種類があり、歯に原因がある場合と、骨格に問題がある場合に分けられます。
マウスピース矯正で治すには条件があるため、まずはご自身が条件に当てはまるかを知ることが大切ですす。
条件に当てはまらなかった場合の、対処法もご紹介します。
もっこり口元のデメリット
口ゴボは、口を閉じたときに口元が盛り上がっているように見える状態を指します。
上の前歯が出ているケースを上顎前突、下の前歯が出ているケースを下顎前突、上下の前歯が出ている状態を上下顎前突といいます。
口ゴボは口を閉じた状態でも見た目に影響があるため、コンプレックスとして感じている方は少なくありません。
歯そのものはキレイに並んでいるけれど、全体的に前に出ているケースがよく見られます。
遺伝や発育段階での顎の成長が不十分だった点が原因として考えられます。
「横顔イケメン」「横顔 美人」のような理想の横顔の基準『Eライン』とは
横顔の美しさを判断する指標として、鼻先と顎の先を結んだ「Eライン」という基準が存在します。
理想的な横顔は、このEライン上や少し内側に上下の唇が収まっている状態とされています。
口ゴボに悩む方の多くは、口元が盛り上がっているため唇がEラインから大きくはみ出してしまいます。
正面からの見た目には問題がなくても、横から見たときの顔の印象に大きな影響を及ぼす点が特徴です。
自身の状態を把握するためには、定規などを鼻先と顎に当ててセルフチェックする方法が有効です。
口ごぼの影響で老けて見えてしまうことも
口ゴボによって口元が前に出て見えると、鼻横から口角にかけて影ができやすく、ほうれい線が目立って老けた印象につながることがあります。そのため、口元の突出感を整えることで、横顔や口元周りの印象が変わり、結果としてほうれい線改善につながる可能性もあります。
ただし、「ほうれい線矯正」は正式な治療名ではなく、ほうれい線の原因によって適した方法は異なります。歯並びや口元の突出が影響している場合は矯正治療、肌のハリ低下や脂肪の下垂が主な原因の場合は、ヒアルロン酸注入などのほうれい線整形が検討されることもあります。
ほうれい線を目立ちにくくしたい場合は、口ゴボだけに注目するのではなく、骨格・歯並び・肌の状態を含めて原因を確認することが大切です。
口ゴボになってしまう主な原因
口元が突出してしまう原因は、大きく分けて先天的な要因と後天的な要因の2種類に分類されます。
先天的な要因としては、生まれつき顎の骨格が小さいことや、親からの遺伝が挙げられます。
一方で後天的な要因は、幼少期からの日常的な癖が歯並びや顎の発達に悪影響を与えているケースです。
例えば、指しゃぶりや舌で前歯を押す癖、口呼吸などが習慣化していると前歯が外側に押し出されてしまいます。
正しい舌の位置を維持し、鼻呼吸を意識するほどの根本的なアプローチも同時に検討すべき要素です。
口ゴボにつながる先天的な要因
先天的な要因としては、主に次の3つが考えられます。
・歯の向きや大きさ
・上下顎の骨格的な問題
・唇や口元周辺の軟組織
① 歯の向きや大きさ
歯が前方に出ている、いわゆる出っ歯の状態では、唇も前に押し出されるため、口ゴボに見えやすくなります。出っ歯の原因はさまざまですが、生まれつき顎に対して歯が大きい場合や、顎が小さい場合は、歯並びが乱れて前歯が出やすくなることがあります。
② 上下顎の骨格的な問題
上顎が前方に出ている場合や、上下の顎の位置関係にズレがある場合は、口元全体が前に出て見えやすくなります。たとえば、上顎が突出しているケースや、下顎の位置によって口元が強調されるケースなどが挙げられます。
③ 唇や口元周辺の軟組織
軟組織とは、皮膚や筋肉、脂肪などのやわらかい組織のことです。生まれつき口元周辺の皮膚が薄い、筋肉や脂肪のつき方に特徴があるといった場合には、歯や顎の位置以上に口元が前に出て見えることがあります。
口ゴボにつながる後天的な要因
子どもの頃は口ゴボが目立たなかったにもかかわらず、大人になるにつれて口元の突出が気になってきた場合は、成長期の習慣や癖が影響している可能性があります。
たとえば、次のような習慣や癖はありませんか?
・指しゃぶり
・爪を噛む
・舌で前歯を押す
・やわらかい食べ物ばかり食べる
・口呼吸をしている
このような癖が続くと、歯が外側に傾いたり、顎が十分に発達しにくくなったりすることがあります。また、口周りの筋肉が適切に発達しないことで、口ゴボにつながる場合もあります。
口ゴボの治し方
口ゴボの治療には、主にマウスピース矯正と外科的矯正の2つの方法があります。
歯並びや歯の傾きが原因の場合は、マウスピース矯正で歯の位置を整えることで、口元の突出感を改善できることがあります。一方、顎の骨格そのものが原因となっている場合は、外科的矯正によって顎の位置やバランスを整える治療が検討されます。
適した治療方法は口ゴボの原因や症状によって異なるため、歯科医院で精密検査を受けたうえで判断することが大切です。
マウスピース矯正で口ゴボを治す方法

出っ歯や受け口と同じように、歯が前に出ていることが原因の場合は、マウスピース矯正での治療が可能です。
基本的に、奥歯を後ろにずらしたり、歯と歯の間を少しだけ削って全ての歯がきれいに並ぶスペースを確保します。
マウスピース矯正については「マウスピース矯正の施術内容・費用」で詳しく紹介しています。
① ワイヤー矯正による改善アプローチ
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、ワイヤーの張力で歯を動かす治療法です。
マウスピース矯正では対応が難しい重度の口ゴボや、抜歯を伴う大きく歯を動かす症例にも適用できます。
歯を引っ込めるための十分なスペースを確保できるため、口元の突出感を大きく改善できる点がメリットです。
一方で、装置が目立ちやすい点や、食事や歯磨きの際に不便を感じやすいというデメリットも存在します。
最近では、歯の裏側に装置を取り付けて目立たなくする裏側矯正を選ぶ方も増えています。
② マウスピース矯正
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを定期的に交換しながら、少しずつ歯を動かして歯並びや口元の印象を整える治療方法です。歯の傾きや前歯の突出が原因で口ゴボに見えている場合は、前歯を後方へ移動させることで、口元の突出感を改善できることがあります。
必要に応じて抜歯を行い、できたスペースを利用して歯を後ろへ動かすケースもあります。透明で目立ちにくく、取り外しができるため、食事や歯磨きを普段どおり行いやすい点がメリットです。
ただし、顎の骨格そのものが原因となっている場合は、マウスピース矯正だけで十分な改善が難しいこともあります。口ゴボの原因や歯の状態によって適した治療方法は異なるため、精密検査を受けたうえで判断することが大切です。
骨格に問題がある場合は外科的矯正治療
下顎が後ろに位置している場合や、上顎が前に出ている場合は、歯を動かす矯正治療だけでは口元の突出感を十分に改善できないことがあります。そのようなケースでは、矯正治療と外科手術を組み合わせ、顎の骨格を整える治療を検討します。
代表的な治療方法の一つが「セットバック」です。前歯を支える顎の骨を切り、抜歯でできたスペースを利用して骨ごと後方へ移動させます。歯並びだけでなく骨格にも原因がある、口元の突出が強いケースでも、口元を後ろへ下げられる可能性があります。
手術を行う範囲は症状によって異なります。上顎または下顎のどちらか一方だけを治療することもあれば、上下両方の顎に手術を行う場合もあります。
矯正では治療ができない場合は美容整形という選択肢
歯列矯正や外科的矯正治療以外に、美容医療で口元の印象を整える方法もあります。たとえば、後方に位置している顎にヒアルロン酸を注入して横顔のバランスを調整する方法や、顎・唇周りの筋肉の緊張を和らげるためにボトックス注射を行う方法などがあります。
口ゴボ治療で失敗しないための歯科医院選び3つの条件
口ゴボの矯正治療は、前歯を後ろに下げるための移動量が大きくなるケースが多く、失敗リスクも伴います。
そのため、治療を任せる歯科医院は慎重に選ぶ必要があります。
他院で断られた難症例や治療が上手くいかなかった際のリカバリーに対応できる高い技術力を持っていること。
治療前にCTや3Dシミュレーションソフトを用いて、歯の移動の限界や術後の噛み合わせの状態を事前に見せてくれるか
年間1000以上の豊富なインビザライン実績を持つ医師が在籍している環境です。
マウスピースの種類や医師の技術によって成否が大きく左右されるため、客観的な実績は重要な判断基準となります。
これらの条件を満たすクリニックを選ぶことで、失敗のリスクを減らすことが可能です。
口ゴボの改善なら『WITH DENTAL CLINIC』のマウスピース矯正

当院では、目立ちにくく取り外しが可能なマウスピース矯正「インビザライン」による口ゴボ治療を提供しています。
透明な矯正装置を使用するため、治療中であることを他人に気づかれにくく、食事や歯磨きの際のストレスも軽減できます。
従来のワイヤー矯正と比較して、日常生活への影響を最小限に抑えながら理想の歯並びを目指せます。
料金の詳細は下記の表を参考にしてください。
| 項目 | 価格 |
|---|---|
| インビザラインフル | 847,000円 |
| インビザラインライト | 484,000円 |
| インビザラインモデレート | 693,000円 |
| インビザライン定期チェック(DH) | 3,300円 |
| インビザライン定期チェック(ドクター) | 5,500円 |
| 追加リテーナー | 33,000円 |
| インビザライン用アンカー | 38,500円 |
| オルソパルス | 132,000円 |
| ボタンセット | 5,500円 |
| 追加アライナー | 16,500円 |
| 仮歯(インビザ用) | 5,500円 |
※ 価格は全て税込み価格で記載しています。
住所:
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1-1-17 EQUINIA新宿6F
電話番号:
03-6273-9053
診療時間:
10:00~19:00
住所:
〒104-0061 東京都中央区銀座1-6-16 銀座1616ビル9F
電話番号:
03-3528-6515
診療時間:
10:00~19:00


WITH DENTAL CLINICが選ばれる理由
当院のマウスピース矯正が多くの方に選ばれているのには、明確な理由が存在します。
患者様一人ひとりに合わせた最適な治療計画を提案し、安心して治療を進められる環境を整えています。
1. 年間1000以上の実績で最高位プロバイダー獲得
当院は、インビザラインにおいて年間1000以上の矯正実績が認められ、最高位である「レッド・ダイヤモンド・プロバイダー」を獲得しています。
また、「ダイヤモンド・プロバイダー」の称号を持つ医師も複数在籍する環境です。
マウスピース矯正は医師の経験によって結果が左右されやすいため、この豊富な実績が安心感に直結しています。
2. 他院で断られた重度な症状・難症例のリカバリー対応
圧倒的な症例数に裏打ちされた技術力があるため、当院では複雑な歯列移動にも対応可能です。
他院でお断りされてしまった重度な歯並びや難症例のご相談も多数お受けしています。
さらに、他院での矯正治療が上手くいかなかったケースのリカバリーにも対応し、理想とする口元への改善をサポートしています。
3. 無料カウンセリングで即日3Dシミュレーション確認可能
当院では、ベストなご提案をするためにCT機器やシミュレーションソフトを完備しています。
無料カウンセリングにご来院いただいた際には、精密な検査や歯列移動のシミュレーションを即日でご確認いただくことが可能です。
治療開始前に仕上がりのイメージや期間を視覚的に把握できるため、不安のない状態で治療をスタートできます。
マウスピース矯正(口ゴボ)のまとめ
コンプレックスとなりやすい口ゴボですが、歯の位置に問題がある場合は、マウスピース矯正で治療が可能です。
歯を後ろにずらしたり、歯と歯の間を少しだけ削るなどしてスペースの確保を目指しますが、それでもスペースが足りない場合は抜歯が必要になります。
また、歯ではなく骨格に問題が見られるケースでは、残念ながら矯正治療のみで対処することは難しく、外科処置も視野に入れなくてはいけません。
骨格に問題があるかどうかはレントゲン撮影やCT撮影をして調べる必要がありますので、気になる方は一度歯科医院へご相談ください。
口ゴボの治療を検討されている方は、まずは歯科クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。
WITHDENTALCLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。
お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください

【監修医師】医療法人清翔会 歯科医師 川野 由規謙
神奈川歯科大学を卒業後、2011年に歯科医師免許を取得。複数の歯科医院で研鑽を積み、分院を数店舗展開するなど経験。得意領域はセラミックを用いた補綴治療で、審美歯科医として活躍。

















