歯を失ってしまったスペースを補うように、隣り合う歯と橋渡しをしてスペースを補うブリッジ治療は、保険が適用になる治療のため、患者様の経済的負担が軽くなる治療としても知られています。
しかし、口腔内環境は人それぞれ。ブリッジ治療が適した患者様もいれば、ブリッジ治療が不適合な患者様もいるのが現状です。
そこで起きてしまうのが、ブリッジ治療をしたことによる後悔や失敗。そこで今回は、ブリッジ治療を検討している方が治療後に満足のいく、安心の口元を獲得できるよう、ブリッジ治療の後悔や失敗例を具体的にご紹介します。
ブリッジ治療のマイナスに考えられてしまう点も踏まえつつ、治療選択の参考にしてみてください。
そこでおすすめしたいのが、ブリッジ治療です。
当院は審美歯科の専門医が在籍しており、価格をできるだけ抑えての上質な治療を提供しております。ぜひ他院と比べてみてください。
歯のブリッジをして後悔していませんか?
使用する材質によって健康保険が適用されるブリッジ治療は、インプラント治療のように、大掛かりな手術をすることなく歯を失ったスペースが補えるため、患者様の体力にも負担が少ない治療法です。
その一方で、実際にブリッジを装着してみたら「自分にはブリッジ治療が向いていなかったのでは?」と、後悔や失敗と捉える方もいるのです。
では、具体的にどのような事例があるのでしょうか。
歯のブリッジの代表的な失敗例と対策
ブリッジ治療によくある失敗例として、大きく3つに分けることができます。
「痛みや違和感がある」、「歯が取れてしまう」、「歯の色が合わない」この3つが代表的ですが、後悔や失敗が起きるには必ず何かしらの原因があり、それを引き起こさないための対策もあります。それぞれを具体的に見てみましょう。
痛みや違和感がある
ブリッジ治療の代表的な失敗例1つ目は「痛みや違和感がある」が挙げられます。
おそらく、ブリッジ治療を失敗、後悔と捉える大半の患者様がこの悩みだと思いますが、新たに装置を口にセットすると、どうしても初めは痛みや違和感が出てしまう場合があります。
これは、ブリッジにも、もちろん患者様にも非はなく「慣れるまでの辛抱」というのが解決への近道かもしれません。
ブリッジ治療では、使用する材質によって、「歯に錘(おもり)がついたような違和感がある」や、「歯ぐきに刺さっている感じがあって痛い」などを感じることがあり、それが後悔や失敗と捉えてしまう患者様もいます。
そのような症状は、多くが応急処置によって改善されますが、もしブリッジの材質を選択できる状況であれば、体に馴染みやすい材質や弾性のある材質のブリッジをセットしたほうが痛みや違和感などのトラブルは比較的少ないです。
ブリッジでどの材質を使うか担当歯科医師とよく相談して選択するのも良いでしょう。
歯が取れてしまう
失敗の代表例の2つ目は「歯が取れてしまう」ことが挙げられます。
考えられる原因としては、主に2つ。1つ目はブリッジをセットする際の接着が甘かった、2つ目は患者様の噛み癖などで過度な力がブリッジにかかった、ことが考えられます。
1つ目のブリッジの接着が甘いというのは、ブリッジを口腔内にセットする際、唾液などが入り込まないよう完全防湿して接着をするのが必須ですが、唾液の分泌量が多かったり、舌のサイズが大きい、舌癖が重度などの症状がある場合は、接着する歯面に唾液が付着してしまい、ブリッジをセットしてもすぐ取れてしまう場合があります。
2つ目の噛み癖などの過度な力がブリッジにかかるというのは、ブリッジをセットすることで歯を失ったスペースは見た目的には閉じられますが、ダミー(ポンティック)の歯の部分は歯が無い状態と同じなので、もちろん他の歯よりも強度は劣ります。
ブリッジに早く慣れようとして、ブリッジをセットした部分でばかり噛んでいると、噛み癖が付くばかりか劣化も早まり、結果的にブリッジが取れてしまう原因に繋がります。
食事の際は左右バランスよく噛むことを心がけて、過度な力がブリッジにかからないように気をつけるのが良いでしょう。
また、ガムやキャラメルなど粘着性のある食べものは、ブリッジの接着剤そのものが粘着に負けてしまうこともあるため、ブリッジが取れやすい原因にもなることを覚えておきましょう。
歯の色が合わない
失敗の代表例3つ目は「歯の色が合わない」ことが挙げられます。
ブリッジを作る際には、必ずシェーディングという工程がありますが、これはいわゆる「色調合わせ」の作業で、ブリッジの部分が周囲の歯と色合いが馴染むように自然光のもとでブリッジ部分の色を合わせていきます。
しかし、ブリッジの部分は人工物なので、周囲の歯とまったく同じようにぴったりと色を合わせることはとても難しく、あくまでも周囲の歯の色に「近づける」と捉えたほうが現実的です。
また、ブリッジに使用する材質によっても「白さ」や「透明感」、「ツヤ」などが異なるため、ブリッジの材質を選ぶ際は、自分の歯の色合いがどの材質なら相性がいいのか担当歯科医師とよく話し合うことが大切です。
ブリッジに限らず、「新しい被せ物を入れる」となると、どうしても「真っ白な歯を入れたい」と望む患者様もいますが、実際に自分の歯とかけ離れた色の補綴物(被せ物)をセットすると、「歯の色が合わない」、「部分的に色が浮いている」など、結果的に後悔が残ることもありますので、注意が必要です。
歯のブリッジで失敗しないために
ブリッジでの失敗や後悔を避けるためには、第一に担当歯科医師とブリッジ治療のメリット、デメリットについてよく相談してから治療に入ることが望ましいでしょう。
自分自身の口の中に、今まで無かった人工物が長期にわたり入るわけですから、初めは不自由なことも出てくるのが当たり前であったりもします。
それでもやはり大変な場合には、かかりつけの歯科医院で応急処置することによって、改善される場合が多いので、辛いのを無理せずに受診してみるのも1つの手だと言えます。
歯のブリッジの後悔と失敗例についてのまとめ
今回はブリッジの後悔や失敗例、その改善策をご紹介しました。
ブリッジ治療はインプラントのように大掛かりな手術などが不要な点や、材質によっては保険の適用になる点からも歯科補綴治療(歯の被せ物の治療)では歴史のあるスタンダードな治療方法です。
口の中に新しくブリッジが入ると、どうしても違和感が出てしまう場合もありますが、治療に入る前にあらかじめ担当歯科医師からブリッジのメリット、デメリットなどを聞いておくことで、いざ、そのような状況になったときにネガティブな考えを少しでも回避できるのではないでしょうか。
ブリッジを検討されている方は、まずは歯科クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。
WITH DENTAL CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。
お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。