マウスピース矯正で出っ歯を治す方法をご紹介します。出っ歯がどういうもので、マウスピース矯正でどのように治すのかを知りたい方はぜひご参考ください。
マウスピース矯正(出っ歯)の症例とは?
悪い歯並びといわれる状態の一つに「出っ歯」があります。
出っ歯はマウスピース矯正でも治療することが可能ですが、場合によっては抜歯を検討しなくてはなりません。
マウスピース矯正を使って出っ歯がどのように治るのかを詳しくみていきましょう。
出っ歯と呼ばれる歯並びについて
出っ歯は上の前歯が前に出ている状態で、専門用語では「上顎前突」といいます。
遺伝の関係で上顎が大きかったり、指しゃぶりや舌の癖、口呼吸が原因で起こることもあります。
出っ歯のデメリット
- 口の中が乾燥して虫歯になりやすい(口呼吸の場合)
- 噛み切ることが難しい
- 笑ったときに前歯だけが目立って見える
- 「さ行」が言いにくい
マウスピース矯正で出っ歯を治す方法
まず、奥歯をできる限り後ろに移動させて、前歯が並ぶためのスペースを作ります。
次に、前に出ている前歯を外側から圧をかけて、斜めの状態から90度になるよう動かします。
スペース内にしっかりおさまった後は、歯列を整えるための微調整を行い終了となります。
スペースが足りない場合の対処法
重度の出っ歯の場合は、必ずしも奥歯を後ろに下げるだけで十分なスペースが確保できるとは限りません。
足りない場合は、歯と歯の間を見た目を崩さない程度にバランスよく削り、新たなスペースを作りますが、なかには更にスペースが必要で抜歯をせざるを得ない場合もあります。
マウスピース矯正では治療ができない場合
軽度の出っ歯であればマウスピース矯正のみでも治せますが、全体的に歯のサイズが大きかったり、何本も前に出ているような重度の場合は、抜歯をせずに並べることは難しくなります。
インビザラインは抜歯が必要なケースでも対応可能ですが、歯の動き方によってはワイヤー矯正と併用して治療を進めなくてはなりません。
ワイヤー矯正を併用する例
抜歯をした場合に起こりやすい現象として、奥歯が歯を抜いたスペースに斜めに倒れてくることが挙げられます。
これはマウスピース矯正が歯の平行移動に適していないために起こる現象で、歯の頭が傾くことでマウスピースがしっかり歯をホールドできなくなり、治療効果が十分に発揮されない状態となります。
倒れた歯の表面に装置をつけて引き上げ、正常な状態に戻さなくてはなりません。
正常な状態に戻った後は、歯の表面から装置を撤去し、マウスピース矯正のみの治療に戻ります。
そこでおすすめしたいのが、マウスピース矯正です。
マウスピース矯正(出っ歯)のまとめ
マウスピース矯正では、例え抜歯が必要な重度の出っ歯であっても治すことが可能です。
しかし、場合によってはワイヤー矯正と併用する必要があることを頭に入れておきましょう。
また、重度であればあるほど治療期間が長くなることも忘れてはいけません。
できるだけ早く終わらせたいとなると、マウスピース矯正ではなくワイヤー矯正が適切です。
人目を気にせずに出っ歯を治したい方は、ぜひマウスピース矯正をご検討ください。
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