前歯は笑った時などに人から見られやすい部分です。出っ歯の場合は特に歯並びが気になる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
歯列矯正というと奥歯から全ての歯を動かす「全体矯正」を思い浮かべる方が多いと思いますが、出っ歯の状況や歯の重なりの程度により、「部分矯正、前歯矯正」でも矯正治療が可能な症例もあります。
この記事では、「出っ歯の部分矯正、前歯矯正」についての基礎知識や「出っ歯を部分矯正、前歯矯正で治療した症例」をまとめてご紹介します。
出っ歯の部分矯正、前歯矯正に関心があり知識を得たいという方や、実際の症例を確認したいという方はぜひ最後までご覧ください。
部分矯正、前歯矯正(出っ歯)の症例とは?

部分矯正、前歯矯正で出っ歯を治療するのに向いているのは下記のような方です。
- 出来るだけ治療費を抑えて短期間で治療を終えたいと考えている方
- 痛みや違和感を少なくしたい方
- 現在の出っ歯の歯並びより、少しだけでも見た目を良くしていきたい方
- 歯の生える向きを整えたい方
部分矯正、前歯矯正で出っ歯を治療するメリット、デメリットは下記の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・(全体矯正と比較して)費用を抑え、治療期間も短い ・矯正装置を装着する部位が前歯に限定されるため痛みや違和感が少ない | ・歯列全体のバランスや噛み合わせの改善は出来ない |
向き不向きやメリット、デメリットを考え、部分矯正、前歯矯正を検討するようにしましょう。
出っ歯と呼ばれる歯並びについて
前歯や奥歯の噛み合わせは、上の歯が下の歯よりも2~3ミリメートルほど、外側に並んでいる状態が理想的です。
上の歯が下の歯よりも5ミリメートル以上外側に並んでいる状態だと「出っ歯」と診断されます。
部分矯正、前歯矯正で出っ歯を治す方法
部分矯正で出っ歯を治療する方法には下記の5つの方法があります。
- 表側にワイヤーとブラケットを装着
- 裏側にワイヤーとブラケットを装着
- マウスピース矯正
- インプラント矯正
- セラミック矯正
このうち、一般的なのは表側ワイヤー、ブラケット矯正とマウスピース矯正です。表側ワイヤー、ブラケット矯正は抜歯が必要な症例に対して効果的で、マウスピース矯正は非抜歯の症例が得意と言われています。
※症例や歯科医院ごとに方針は異なりますので、まずは矯正歯科専門医へご相談ください。
部分矯正、前歯矯正できない場合
出っ歯の矯正治療に部分矯正、前歯矯正が適応する場合もありますが、適応とならない場合もあります。
適応とならない場合の基準には下記のものがあります。
- 歯が重なり合う部分が多い
- 骨格に問題がある場合
- 嚙み合わせに問題がある場合
- 抜歯が必要な症例
骨格や噛み合わせに問題がある場合は、部分矯正、前歯矯正のみで出っ歯の治療をするのは難しく、全体矯正やその他の治療方法を勧められます。
費用面や手軽さから、適応ではないケースで部分矯正、前歯矯正をおこなうと、結局歯並びが改善しないというトラブルが起きることがあります。
矯正専門医でしっかりとした検査、診断を受けてからどのような治療をしていくか検討するようにしましょう。
部分矯正、前歯矯正(出っ歯)のまとめ
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- 部分矯正、前歯矯正のメリットは、全体矯正よりも治療費を抑えて短期間で矯正治療を行うことが出来る。更に矯正装置を装着する違和感や痛みも少ない。
- 部分矯正、前歯矯正のデメリットは、歯列全体のバランスや噛み合わせの改善は出来ない点。
- 出っ歯とは、上の歯が下の歯よりも5ミリメートル以上外側に並んでいる状態のこと。
- 部分矯正で出っ歯を治療する方法で一般的なのは、表側ワイヤー、ブラケット矯正とマウスピース矯正。
- 骨格や噛み合わせに問題がある場合や抜歯が必要なケースでは、部分矯正、前歯矯正のみで出っ歯の治療をするのは難しく、全体矯正やその他の治療方法を勧められる。
出っ歯の治療を検討されている方は、まずは歯科クリニックのカウンセリングを予約し、相談してみましょう。
WITH DENTAL CLINICでは各種カウンセリングはすべて無料ですので、安心してご相談いただけます。
お電話、予約フォームで受け付けております。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますのでお気軽にご利用ください。
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